鮎トモ釣り:解禁前の試し釣りで美形アユ登場【京都府・久多川】

京都市北部を流れる久多川は、アユ釣りの穴場とも言える釣り場だ。高級料亭にも卸されるような香りの強い美形アユが狙え、釣り人の混雑もなく、のびのびとサオを出すことができる。6月18日、解禁直前となったその久多川で、試し釣りが行われた。今回の試し釣りを行うのは、がまかつテスターの堀内圭三さん。アユ釣り歴30年のベテランだ。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

淡水の釣り アユ釣り

コンディションとエリア

川のコンディションは、水量やや少なめだが大雨などはなく安定していた。しかし実際に釣りをしてみるまでは、はっきりと分からない。

針畑川の略図。

久多川漁協管轄内でのアユ釣りエリアは、大きく分けて3つ。

①キャンプ場のあるトモ釣り専用区(約1km)
②その隣を流れる針畑川(約1km)
③専用区と針畑川の合流地点から上流4~5km

このうち、5月18日に放流した湖産アユ稚魚170kgの内訳はトモ釣り専用国に約85kg(この一部が針畑川に移動する)③には約85kgとなる。

試し釣りの開始は午前10時ごろからで、アユ釣りエリア全域を探る。

小滝から開始

まずは漁協から約100m上流の「小滝」に移動した。

流れ込みの後の深トロ付近を狙い、堀内さんが試し釣りの第一投。少し待つとヒット!タモに入ったのは、やや小ぶりだが追い星は真っ黄色のうつくしい若アユだった。

大喜びの堀内さん!

そして堀内さんは立て続けに2匹目。さらに20mほどの開きに移動し、そこで素早く2匹を掛けた。

堀内さんは「絵に描いたように釣れるで!」と大喜び。

固唾をのんで見守っていた同行の駒池組合長も一安心で、顔をほころばせていた。この小滝ポイントでは計4匹の釣果。

漁業組合前でも試し釣り

次は漁協前の橋でサオ出し。

このポイントでも開始早々にアタリ。しかも目印がぶっ飛ぶアタリで、釣れたのは15cmを超える、この時期のこの川では良型となるアユ。さらに2匹目、3匹目と快引が続くが惜しくもバラシ。

次のポイントに移動することに。

上流のポイント

次は上流の、大きな杉が目印となる「大杉」周辺のポイント。

ここでも1投目から即掛かり。エン堤上の開けた場所で、堀内さんはアユを完全にフリーに泳がせてヒットさせた。

この場所では徐々に釣り下り15cm超の良型交じりで計4匹。

友釣り専用区へ

それからトモ釣り専用区のキャンプ場付近へ。

トモ釣り専用区は川相が広く9mのサオも振ることができ(今回、堀内さんは7㍍のサオを使用)、景色もいいので、久多川でも一推しのエリアだ。

ここで堀内さんは瀬脇を重点的に攻め、良型を3連発!最後は針畑川でサオを振った。

専用区はヒット連発だった。

ここでは13~14cmとやや小ぶりながらも、瀬尻の深トロなどで入れ掛かりがあり、計12匹と2ケタ釣果。

納竿は午後3時前。

堀内さんはトータル24匹を釣り上げ、最長寸は17cm級。期待以上の釣果で、組合長、堀内さんともに「納得」といった表情を浮かべていた。

久田川の魅力は?

組合長にこの日の感想と久多川の魅力をうかがうと、

「ここ数年でも期待が持てる出来で、気象も今のところ安定しているのがうれしい。久多川は型、数を狙う川ではないが、自然を楽しみながらのんびり、ゆったりと楽しむことができます」とのこと。

試し釣りをした堀内さんは

今年の久多川のアユは成育良好!冷水病の心配もなさそうで、解禁が楽しみ。」と答えてくれた。

今回の釣果。

久多川のアユ解禁は7月1日~9月30日だが、引っ掛けが始まる8月中旬までが好機。

料金は日券が7月9日以降は2500円、年券が10000円だ。遊漁券はインターネット、漁協事務所、オトリも売っている食事処・いろはなどの他、久多川の幟(のぼり)を出している所で購入できる。

<週刊つりニュース関西版 平塚悠介/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
久多漁業組合
この記事は『週刊つりニュース関西版』2018年6月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。