釣り人的「ひと手間」レシピ:鯛めし 意外と簡単でアレンジも様々

釣り人的「ひと手間」レシピ:鯛めし 意外と簡単でアレンジも様々

せっかく釣ったサカナは鮮度がいいうちに美味しく食べたいですよね。今回は、鯛めしの簡単レシピを紹介していきます。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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意外と簡単な『鯛めし』

せっかく旬のタイを釣ったのにどうやって調理したらいいか……。

「刺し身は捌かなければならないから困る」

意外とそんな方も多いのではないでしょうか。

今回は適度に捌いて、あとは炊飯器に入れて炊飯ボタンをポチッと押すだけで出来上がる美味しい鯛めしのレシピをご紹介します。

二種類の鯛めし

ちなみに、ほとんどの方は「鯛めし」と聞いて思い浮かぶのは、焼いたタイをご飯と一緒に炊き込んだご飯かと思いますが、実は他にも『鯛めし』と呼ばれるものが存在します。

愛媛県の一部の地域では、タイのお刺身を特製のタレと生卵、ゴマやきざみねぎなどの薬味を混ぜたものを温かいご飯にかけていただきます。

こちらも現地では「鯛めし」と呼ばれ、愛媛県を代表する郷土料理となっています。

こちらの鯛めしも美味しそうですよね。

釣り人的「ひと手間」レシピ:鯛めし 意外と簡単でアレンジも様々もう一つの鯛めし(出典:PhotoAC)

炊き込む鯛めしのレシピ(準備編)

まず、準備するものは以下になります。

・米 2合
・タイ 三枚に下した切り身を2切れ
・塩 小さじ1/3
*薄口しょうゆ 大さじ2
*料理酒 大さじ2
*みりん 大さじ1
*塩 ひとつまみ
*昆布 (10cm×10cm)  1枚
・生姜 1片
・水 適量
・三つ葉 適量

鯛めしを作る上で大事なのはしっかりとタイの臭みをとること。そしてしっかりと美味しい出汁と一緒に炊き込むことです。

ここさえ押さえておけばほとんど失敗することはないでしょう。

炊き込む鯛めしのレシピ(調理編)

(1)まずタイ以外の下準備をします。三つ葉は1cm幅に切り、 生姜は千切りしてから水に10分程度さらし、水気を拭き取っておきましょう。

(2)タイの切り身に中骨が残っている場合はこのタイミングでとってしまいましょう。

(3)次にタイの臭みを獲る作業です。タイの身に塩を振りキッチンペーパーで身をくるみましょう。そして15分程度置き、キッチンペーパーを取り除きます。

(4)フライパンにサラダ油を入れて熱し、タイを皮目から入れて中火で焼きます。皮目に焼き色がついたらひっくり返し反対側も焼き目がつくように1分程度焼きます。

(5)炊飯器に米、千切りの生姜、*印の各種調味料を入れ、水を2合の目盛りまで加えて混ぜます。この時、水は多く入れないように注意してください。調味料なども含めて既定の線まで水を入れるのが美味しく炊くポイントです。

(6)焼き目のついたタイの切り身を乗せて炊飯ボタンをポチッ。

(7)炊き上がったら、タイと昆布を取り出します。タイは皮を取り除き身をほぐしてから炊飯釜に戻ししゃもじで混ぜ合わせます。身をほぐしながら混ぜ合わせてもいいのですが、すこしベチャッとした仕上がりになってしまうので、手間ではありますが、先に身をほぐしておいた方がベターでしょう。

(8)器に盛り付けて、三つ葉を乗せて出来上がりです。

アレンジも様々

ここまでが基本的な鯛めしの調理法でしたが、好きなアレンジができるのが鯛めしの良いところでもあります。

例えば、炊きあがった後にネギや大葉も一緒に混ぜ込んで香りを良くしたり、一通り楽しんだ後に出汁をかけて出汁茶漬けにしたりなど、楽しみ方は様々です。

ぜひ自分好みの鯛めしを作ってみて下さい。

意外と簡単な鯛めし

高級な料亭で出てくるイメージもある鯛めしですが、意外と簡単に作ることが出来ますし、アレンジも様々です。

高級な料亭では、タイの臭みをしっかりと取り、丁寧に出汁をひき、土鍋で炊くことで一回りも二回りも美味しい鯛めしに仕上げています。

一般の家庭とは特にこの下処理、出汁の部分が大きく異なると言えるでしょう。

反対に言うとここにこだわることで非常に美味しい鯛めしに仕上がることが出来るのです。

せっかく釣り上げたタイです。時間をかけて、丁寧に調理してみて下さい。

釣り人的「ひと手間」レシピ:鯛めし 意外と簡単でアレンジも様々アレンジの種類は無限大(出典:PhotoAC)

<近藤 俊/サカナ研究所>