入門にオススメ!管理釣り場のヘラブナ釣りを解説【タックル・エサ編】

入門にオススメ!管理釣り場のヘラブナ釣りを解説【タックル・エサ編】

4月になり春本番を迎えると、ヘラブナ釣りは野釣り場では乗っ込みの大型狙い、管理釣り場では両ダンゴ釣りのシーズンが始まる。今年の冬は特に寒かったので、水温が低くて釣果に苦しんだヘラ師も多いのではないだろうか。私もこの冬は厳しい釣りが続いた分、好釣果が期待できるこのシーズンを待ちわびていた1人でもある。今回は比較的に安価で道具がそろえられて、入門しやすい管理釣り場での春のヘラブナ釣りを紹介したい。

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

タックル

入門にオススメ!管理釣り場のヘラブナ釣りを解説【タックル・エサ編】ファン待望!好釣果も期待できるハイシーズンの到来!
入門にオススメ!管理釣り場のヘラブナ釣りを解説【タックル・エサ編】参考タックル図。

まずサオだが、中部エリアでの管理釣り場を考えた場合、底釣りでも宙釣りでも10尺(3m)前後が使いやすい。

最近はお値打ちで性能がいいサオも多いので、最初の一本なら1万円前後のもので十分だろう。

ミチイトは0.8~1.2号で、底釣りの場合はフロロカーボン製がお勧め。

ハリスは0.4~0.6号で、ミチイトの半分ぐらいの太さが一般的になるだろう。

ハリはヘラブナ用の4~6号で、春なら細軸の軽いタイプを持参したい。

ハリスの長さだが、慣れないうちの長ハリスはトラブルの原因にもなるので、短い方が25~35cm、長い方が30~40cm前後でいいだろう。

底釣りよりも宙釣りの方が、ハリスの長さを変えることが多いので、予備のハリは多めに準備しよう。

ウキは宙釣りならボディ5~7cm前後で、底釣りならボディ10~12cm前後が標準。

中細パイプトップのタイプが使いやすいだろう。

小道具類

入門にオススメ!管理釣り場のヘラブナ釣りを解説【タックル・エサ編】こんな小道具もあれば便利。

仕掛け類で必要な小物はウキ止めゴム、ウキゴム、板オモリ、ヨリモドシ、底釣りの場合は水深の目印にするトンボ用の木綿糸などがある。

釣り座周りとしてはサオ掛け、タモ、座布団、エサボール、計量カップ、タオルなど。

あると便利なのはハリスメジャー、タナ取りフロート、粘土、ハリ外しなどがある。

エサ

入門にオススメ!管理釣り場のヘラブナ釣りを解説【タックル・エサ編】筆者がお勧めするマルキユー製のエサ各種。

4月中旬という時期ならば、上下に同じエサを付ける「両ダンゴ釣り」から始めてもいいだろう。

お勧めのエサとしては、宙釣りなら『パウダーベイトヘラ/マルキユー』4、『バラケマッハ/マルキユー』1、水1の割合での配合はエサ付けもしやすくて、ある程度バラけてエサ持ちもいい。

底釣りなら、マルキユーの『ダンゴの底釣り冬/マルキユー』1、『バラケマッハ/マルキユー』1、水1の割合での配合は、適度な比重とヘラを寄せる効果が期待できるが、どちらのエサも少なく作って、何度も作り直すようにしていきたい。

具体的には、50CCのカップを使って、1時間から1時間半で使い切り、少なくとも2時間に1回は作り直す。

水を入れて20回ぐらいかき混ぜてすぐの状態は軟らかく感じるだろうが、5分ほど待つと締まってくる。

作ったままのエサを「基エサ」と言い、これを3分の1ぐらい小分けにして調整した方が失敗も少ない。

慣れないうちはエサ付けに時間がかかり、エサ打ちの回数が少ないため、エサがなくなるまでに時間がかかる。

エサは何もしなくても、時間がたつだけでも粘りが出てきて乾燥しやすいことも覚えておこう。

ちなみに、ヘラブナ釣りでは釣るタナによって浅い方からカッツケ・浅ダナ・正宙・深宙・底釣りなどと呼ばれている。

春は両ダンゴで釣るならば、宙釣りよりも底釣りの方がヘラブナの活性が多少低くても釣れる可能性も高い。

上バリにバラケエサ、下バリに食わせエサを付けるセット釣りや、両ダンゴよりも軽いグルテンエサも低活性時には効果がある。

<伊藤 晃/TSURINEWS編>

後編『釣り方・推薦釣り場編』はコチラ

この記事は『週刊つりニュース中部版』2018年4月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。