いよいよ各河川でアユ釣りが解禁間近。外出自粛の「ステイホーム」で蓄積したストレスを釣りで発散、ゲットしたアユを美味しく食べたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版 レストラン七曲り・上谷泰久)
「アユめし」レシピ
シーズン初期~初夏にかけては、サイズが小振りで水分が多く、塩焼きには向かない魚が多い。やはり、「天然アユの塩焼き」を美味しく食べられのは7月半ばからだ。ここでは、そんな時期の魚を使って楽しめる、香り十分な「アユめし」のレシピを紹介。
ポイントになるのは「焼き加減」「炊飯の火を止めるタイミング」「土鍋ならではの余熱」。ぜひお試しあれ。
材料(3人分)
・アユ:小〜中型4、5尾
・米:2合
・ダシ汁(水でもよい):380㏄
・塩:小さじ1杯弱
・薄口正油:大サジ1杯
・みりん:大さじ1杯
・クレソンやミョウガ、ネギなど
下処理
1.撮影時まだ解禁していないので、写真の魚は昨年釣って冷凍しておいたアユを解凍したもの。鍋のサイズにもよるが小~中型4、5尾が適量。
2.頭を残して、内臓とエラを除いて奇麗に水洗いする。この料理では臭みがでるので必ず取り除こう。
塩焼き
3.横串を頭、胴、尾の手前に打って軽く塩を振る。
4〜5.弱火で両面を焼く。焼くと言うよりも「乾かす」イメージで、じっくり時間をかけて(焼き加減を見ながら20分ほど)カラカラに焼き上げる。
魚焼き用のグリルなどを使う場合でも、なるべく弱い火で、できるだけ長時間焼くことが肝要。
土鍋で炊く
6.左の土鍋はちり鍋用、右はスープ炊き用。前者は底が薄く深い、後者は底が厚く浅い。熱が逃げにくく、しゃもじが使いやすい後者が最適。なければ前者でもいいが、余熱で調理するので、土鍋は必須。
7.研いだ米を敷いて、焼いたアユを並べてだし汁を張る。
8.中〜弱火で10分くらい炊飯する。火加減は最後まで一定。
10分蒸らす
9.10分経って、見た目が「おかゆ」のようになってきたら火を止め、あとはフタをして鍋の余熱で10分蒸らす。
10.アユの身をていねいにほぐし、頭、骨、ヒレを除去。硬そうな骨は除去したいが、小骨くらいは残して豪快に食べよう。
11.クレソンを投入。ネギやミツバでも代用可。
12.ごはんを混ぜる。おごげも程よく混ぜるのがベスト。
<週刊つりニュース特別版 レストラン七曲り・上谷泰久/TSURINEWS編>