茨城や外房ではショウサイフグがメーンターゲット。通年、受け付けている船宿があるなど安定した人気がある。茨城鹿島では2月15日、幸栄丸で12~34尾。
不動丸では7~48尾と数釣れており見逃せない。外房大原のはなぶさ丸ではアカメフグ(ヒガンフグ)をメーンターゲットに受付中。
タックルについて
カットウ仕掛けが主流。
竿は繊細なアタリをとらえるため、先調子で感度のいいものが好適。
湾フグとは違う専用竿が必要になる。
持っていない人はカワハギ用で代用することが可能。
オモリは、黒や蛍光、集寄付きなど様ざま。
潮色や活性によって使い分ければ、より数を伸ばせる。
【エサ付けについて】
親バリにエサのアオヤギを刺す。
まず黒いワタの部分を付け、次に橙色のベロの部分を縫い刺して4~5粒こき上げる。
余ったヒモなども縫い刺しにして小さくまとめれば完成。
最後に集魚効果や魚信の出やすさを求めてイカ短を付けることも。
釣り方
投入からアワセまでの流れは図の通り。
投入はオモリとカットウバリが絡まないよう、オモリを持って振り込むようにするといい。
船の上下動が激しい場合は、タナ取り後3~5秒間隔で空アワセを入れる「タイム釣り」も有効。
エサが動くことで誘いになる。
アタリははっきりでることもあれば、モゾモゾと反応が出たり、モタレるだけなど様ざま。
いかに魚信をとらえていけるかが釣果のカギとなる。
反応がない時はフグが好むワタが食われてなくなっていたり、仕掛けが絡んでいることが多いため回収して確認する。
魚が掛かったらテンションを緩めず一定速度で巻き上げる。
処理~調理
釣った魚は免許を持ったスタッフがきれいにさばきいて渡してくれるので安心。
料理法は刺し身、から揚げなど様ざまだが、寒いこの時期はてっちりが最高。
締めは上品な出汁を堪能できる雑炊がお勧め。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>