ようやく和歌山県宇久井の各磯で良型グレが釣れだした。1月20日、オベラシで30~43cm10尾、沖エビで30~36cm10尾、地エビで30~42cm12尾と好釣果。
私もコベラシで30~38cmを6尾ゲットした。翌日も期待できそうなので、1月21日も宇久井でサオを出すことにした。もちろん狙いは40cmオーバーのポッテリと肥えた良型グレだ。
コベラシに磯上がり
午前6時40分、私を含む大勢のグレファンを乗せて1番船が出船。
天気は晴れで、北風と海上は多少波気がある。
ちなみに、水温は前日よりも0.2度上昇して16.2度。
もちろん、前日に続きお気に入りのコベラシへ磯上がりした。
早々に釣り支度に取りかかる。
生オキアミ6kgに『イワシパワーグレスペシャル/マルキユー』と『グレパワーV11/マルキユー』を混ぜ合わせ、海水で程よい硬さに調整。
さしエサは『くわせオキアミスペシャルM/マルキユー』、『くわせオキアミスーパーハードL/マルキユー』を用意した。
今回のタックルは、サオは『がま磯ファルシオン/がまかつ』1.25号‐5.3m、ウキは『タナプロ/山本工房』2B、ウキ下は4ヒロに設定。
リールは『BB‐Xハイパワーフォース/SHIMANO』C3000DXXGS。
ラインは『ザイト・磯の白/OWNER』2号、ミチイトには『ライン・メンテZ/BONANZA』を吹き付け滑り・撥水・撥油・防汚効果でライン性能をアップ。
ハリスは『ザイト・磯フロロ/OWNER』2号、ハリは『ザ・ROCK/OWNER』7号。
ミチイトとハリスの直結部、ハリの結び目には『ノットガードV/BONANZA』を吹き付けて強度をアップした。
まきエサを投入してみる。
まずはまきエサを投入して観察。
潮は前日と同じく熊野方面に流れる下げ潮で少し速いようだ。
投入して仕掛けの角度調整。
数投、仕掛けを潮に乗せて流すが、さしエサが無傷のまま戻ってくる。
そこでラインの直結部にジンタン7号を打ち、さしエサを深いタナまで入れることにした。
数投目、ラインテンションに違和感があったので少しサオ先を上げて誘いを入れると、サオをひったくるアタリがきた。
大きくアワせてサオに乗せ、伝わる重量感で良型だと確信した。
ゆっくりサオ先との距離を縮めるが、磯際にきてから強烈な締め込みが数回。
やがて水面に横たわって姿を現したのは、40cmをはるかに超えている良型の尾長グレ。
慎重に一発でタモに収めてガッツポーズ。
すぐ計測するとジャスト45cmで、いい型の尾長に興奮モード。
余韻に酔いしれ、少しの時間休息して釣りを再開した。
投入して仕掛けの角度、ラインの調整などを小まめにして仕掛けを送り込んでいくと、ラインの出方に違和感。
少し待っているとサオ先にアタリ。
釣り上げたのは35cmクラスのグレだった。
同じパターンで攻めると、ラインを弾き出すアタリをとらえた。
先ほどよりも重量感があり、慎重にあしらいサオ先との距離を縮める。
やがて水面に横たわって姿を現したのは、40cmクラスのグレだ。
その後もポツリ、ポツリと30~40cmクラスのグレを追加。
昼すぎには2ケタに達していたので、少し早いが午後1時ごろにサオを納める。
まきエサで汚した釣り場を洗い流しゴミを回収。
2時に迎えに来た船で帰港した。
私の釣果は尾長グレ45cm、グレ33~40cm9尾の計10尾。
今季初の40cmオーバーと2ケタで、納得のいく結果を出して磯釣りが楽しめた一日となった。
<週刊つりニュース中部版 APC・丹井良一/TSURINEWS編>