【南房エリア2019秋】大型狙いコマセマダイ基本解説 7kg超えも登場

【南房エリア2019秋】大型狙いコマセマダイ基本解説 7kg超えも登場

南房で大ダイが連発している。7.6kgを頭に、6.9kg、4.7kg、ほか2kg級多数など好調だ。同地でのコマセマダイの基本の釣り方と合わせてお伝えします。今回は仕掛けから釣り方まで、大ダイを釣る方法を紹介します。

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(アイキャッチ画像提供:竜一丸)

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船釣り エサ釣り

南房エリアの大ダイ釣況

西川名の竜一丸では、午前午後とも、コマセマダイで出船。9月3日午前船では君津市の長澤さんが7.6kg。同日午後船でも南房総市の伊藤さんが6.9kg、埼玉県の藤沢さんが4.7kgを上げた。また、船中では2kg級が多数交じり0~3尾。

【南房エリア2019秋】大型狙いコマセマダイ基本解説 7kg超えも登場7.6kgの大ダイ手中(提供:竜一丸)

9月4日午前船では、市原市の浜田さんが2.4kg頭に1kg超えを4尾揃えて竿頭。秋の絶好機に突入したと言っていい釣れっぷりで、今後さらなる大ダイの登場も期待できそうだ。

【南房エリア2019秋】大型狙いコマセマダイ基本解説 7kg超えも登場6.9kgをゲット(提供:竜一丸)

コマセマダイの釣り方

同地でのコマセマダイ釣りの基本を紹介する。

タックル

竿は2.1~2.4mの胴調子。手持ちで取り回しがよく、引きを堪能できる長さ。イサキ釣りで使用しているものを流用する人も少なくない。

竜一丸ではオマツリ防止のためにミチイトはPEライン4号で統一。リールは手巻きでOKだが、大物とに対応できるようにドラグ性能に優れたものを選ぼう。

【南房エリア2019秋】大型狙いコマセマダイ基本解説 7kg超えも登場タックル図(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

仕掛け

ビシを使ってもいいが、プラカゴL+オモリという組み合わせがいい。現在は60号主体だが今後は深場を狙う場合80号を使用することがあるので、このほうが手軽かつ経済的。

メリットはそれだけでなく、竿を大きくシャクったときに、ビシだとカゴ全体が大きく動く、別体式にすることで、カゴが暴れることを防ぐことができる。クッションは1.5mm径30cmと細く短いが、これを目いっぱい伸ばしてファイトする。クッション切れも珍しくないので、古いものや、スリ傷がある場合は即交換。仕掛けはフロロカーボンライン5号6m50cm1本バリ。

「短め、太ハリス」が南房の特徴。ハリスが短いのでビギナーにも扱いやすい。「食いが落ちるのでは」と不安になるが、案外食いが落ちるということもないようで、それ以上に大ダイとのやりとりに自信を持って臨むことができる安心感がある。さらに釣果に差をつけたいなら、チモトに付けるビーズの色、大きさ、形状など数種類用意しておいて状況に合わせて付け替えることを勧める。

ポイント&タナ

どのエリアも近場に好ポイントが点在。移動時間が少ないのも特徴で、場所により異なるがタナは20~40mほど。秋~冬場は70~80mの深場を狙うことも。あまり多くの船団になることもないので、南房の温暖な海上でのんびりと貸切り気分で楽しめる。

ウマヅラなどのエサ取りが多くなることもあるので、手持ちで手返しを速める。速いときは1分前後で仕掛けを入れ直す。タナ指示は海面から。例えば「40~37m。37で待ってください」といったように3mの幅でコマセを振る。カゴ下部の窓は広め。3回に分けて一気に撒ききるイメージ。

ファイトも慎重に

浅場で大型が掛かると鋭く走る。ドラグを活用して無理をせずに走らせながら寄せてこよう。逆に隣で大物が掛かった場合は仕掛けを上げてオマツリを防ごう。

南房では夏~年末までがコマセマダイ釣りの最盛期となる。自己記録を大きく上回るような大ダイを仕留めるチャンスはこれからといっていいだろう。

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
竜一丸
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年9月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。