11月2日、つり具のまるきん社員釣り研修が佐賀県伊万里市久原の寿風(よしかぜ)にて落とし込み釣りで行われた。伊万里本店から椋露地さん、森さん、糸島店から矢野さん、佐賀北部バイパス店から西村さんが参加し、平戸沖に向かった。
寿風に乗船。長崎県平戸沖へ向かう
午前5時、まきエサ購入のお客さんが次々と入店する24時間営業の「まるきん伊万里本店」に集合し、仕掛け、オモリを準備。
同店から久原港まで数分の近さ。
道中のコンビニ店で食品を購入しても15分ほどで到着。
今回乗船する寿風は、久原港から出船中の寿裕(よしひろ)の近藤船長が操船する新船で、今秋就航したばかりだ。
荷物を積み込んでもキャビン横の通路は広くて歩きやすい。
また、キャビン自体が広くてエアコンも設置されている。
大きなガラス窓から外の景色もよく見えて移動中も快適だった。
まるきんではホームページで動画配信を行っており、今回はその撮影で同店スタッフの荒木さんも同行、全体のサポートで草野社長も参加した。
矢野さん、森さん、西村さんは落とし込み初挑戦なので荒木さんから教わりながらの釣り研修。
エサはイワシと小アジが混在しており、ヒットするのはサワラが多く、エダスが切られたり傷ついたりして、とにかく仕掛け交換が多い。
実釣で知識を身に付ける
仕掛けはまるきんオリジナルの落とし込み釣り専用仕掛けでキツネバリ仕様。
ハリが大きく見られがちだが、15cmくらいのイワシや小アジもなんなく食ってくる。
仕掛けにエサ付きが悪い時はハリスを細くして対応しているが、やはり大物がヒットするとハリス切れが起こりやすく悩ましいところ。
落とし込みは、釣り方自体は簡単。
仕掛けを降ろせば落下中のハリがキラメいて小魚が食い、元気いっぱいに泳ぎ回る小魚が掛かったそのままの状態で、大型魚のいるところに降ろしていく。
すると3kg前後のヤズ(小型のブリ)がヒットする中で同サイズのヒラマサが交じる状況に。
海底の形状によるが、当日のエリアは起伏が激しいところなので根掛かりを避けるため1.5mほど底を切ってアタリを待つことが多い様子。
エサ付きは良い時ばかりではないので、食い渋った時には仕掛けを降ろすスピードを遅くしながら調整していた。
ヒラメやタカバ(マハタ)などもヒットして全員安打で釣り研修は終了した。
今回の釣り研修では落とし込み専用ザオが硬さ違いで数種類用意されており、電動リールもレバーの位置やパワーが違うもの数種類があった。
エサ付きの感触的な違いや青物を掛けた後でのリフトアップする時のパワーの違い、タックルによっての大物との対峙した時の安心感など使ってみたからこそ分かることは多い。
新船・寿風には湯沸しポットもあり、カップ麺で昼食のメンバーも実際の体験そのままを各店舗に持ち帰った。
釣果を店に帰り検量するとヒラマサ88cm5.5kg、サワラ95cm4.6kgの大型が交じっていた。
<週刊つりニュース西部版 本紙・立石寿栄/TSURINEWS編>
▼この船について
寿風(寿裕)