7月15日は鳴門海峡へ、いよいよよくなってきたタイラバをしに4人で行ってきた。雲の切れ目から太陽が顔を出すと一気に釣果が上向き、船中アタリが連発。本命のマダイを中心に、忙しいくらいの釣りになった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・賀川正志)
タイラバの仕掛けを考察
タイラバは、ティップをブレさせない安定した巻き上げスピードが基本。そして、仕掛け部分のヘッド、ネクタイのアピールの強弱が重要になる。
去年まではPEライン0.8号、60~100gのヘッドを水深&流れによりチョイスし、フックも9号をメインにしていた。そして、釣り方も「落として見せたもの勝ち?」と、その日の当たりカラー、ネクタイの形状を釣れている人に合わせての釣りだった。しかし、根本的な考え方がかわる出来事があった。
2月のことだが、水温が低いこの時期にボコボコ30~40匹釣ってる方がいるとの情報。タイラバには毎年水温が上がってきてから釣行していたが、そんな話を聞いたら行くしかないと出かけてみたところ、そのすさまじい釣果を目の当たりにしたのだ。
タイラバというのはあまり釣果に差の出ないもので、4~8匹ぐらい釣れたら上出来と思っていたが、間違っていたようだ。
小さなヘッドがポイント?
試行錯誤を繰り返した結果、冷水期は小さなヘッド(タングステン)45g、PE0.3~0.5号、リーダーにフロロ3号、ネクタイは0.013~0.024までの薄いものを使えば、30~60mラインを釣るにあたっては抜群な釣果が出た。なお、魚との接点であるフックは、10~11号と今までより大きめ、アシストラインも35lbと軟らかなものにかえて今に至る!
他のヘッド&ネクタイでは触られないような状況もあり、タイラバ発祥とされる鳴門海峡では沢山の漁師、遊漁船が近くにいたが、釣れないのでいなくなることもあったほどだ。
このリグが効くのは太陽が出ている時がベストで、曇り、雨天時には細いネクタイがよくなる!
ただ、この組み合わせで一年中釣れるかと思われたがそうでもなく、水温が上がってきた現在は小さいヘッドに普通のネクタイ、カーリーで蛍光色が有利にかわってきた。
また、60mを超える深水ではこのリグではダメで、従来のリグに戻した方がいい。
まだまだ試行錯誤
このハリ周り、ハリからヘッドまでの長さ、アシストラインの太さは試行錯誤をしていて、まだこれでなければとは言えない。PEラインが細いのは、なるべく小さなヘッドを使いたいからで、同じネクタイ、ハリ周りでもヘッドの大きな物を使っている人と並んで釣るとアタリ数が断然に多い!
これらの組み合わせをした結果、今の時点では小さいヘッドを使うのを前提に、低水温では薄いネクタイ、曇り、雨天時には細いネクタイがよく、水温が上がってくると蛍光色ネクタイに反応するように思われる。
太陽が出ていると水深も40mぐらいがベスト!これは紫外線の差す関係ではないかと考え、ブラックライトを当てて光方を見てチョイスしている。