兵庫・西宮市の鳴尾浜臨海公園の海づり広場でサビキが絶好調とのことで、7月3日に訪問。開園は朝6時、到着は7時だったが、すでにクーラー満タンで帰る人も。今回は夏休みに向けて絶好調の釣り公園をレポートしたい。
鳴尾浜臨海公園の概要
兵庫・西宮市にある鳴尾浜臨海公園は都市近郊のレジャースポット。その中の一施設として「海づり広場」があり、全長300mほどの護岸からサオ出しすることができる。
夏ごろのシーズンはサビキ釣りで賑わい、秋にはタチウオが狙える。また、チヌやスズキ釣りも楽しむことができ、小物から大物まで狙えるアクセス良好の釣り公園だ。
朝7時でクーラー満タン
現地には朝7時に到着。梅雨真っ只中で、さらに平日の水曜日であることから釣り人が少ないかと思われたが、結構な人がサオを出していた。
受付でスタッフの方と話していると、クーラーをかかえて帰ろうとしている人が。「もう帰るんですか?」と聞くと「ええ、もうクーラーボックスがいっぱいになったので」とのこと。
クーラーボックスの中を見せてもらうと、しめた後のアジやサバが大漁!すぐ釣り場に撮影に向かった。
サビキで多彩な釣果
釣り場ではあちこちで鈴なり釣果が上がっていた。サビキで釣れているのは8~12cmの豆アジ(20cmオーバーのメクリアジ交じり)、15~18cmの大きなマイワシ、13~18cmの小サバ、サッパなど。さらにツバスも回遊しているようで、サビキにヒットしたり、あるいはノマセ釣りで狙い撃ちしている人もいた。
スタッフさんに聞くと、本来この時期はサッパ、サバがメインで釣れるそう。マイワシに関しては例年1、2日しか釣れないはずだが、今年は3週間以上も回遊が続いている異常事態とのこと。
仕掛け例
ベテラン釣り師の大倉さんも「今日はかなり釣れる!」と言って、鈴なりを連発。使用している仕掛けを聞いてみた。
ミチイト3号、ミキイト3号、ハリス1号で、4号の小バリを使用。ハリはサビキと地バリを用意しており、地バリはハリの側面を叩いて平たくし、水中でキラキラと光るようにしていた。これならサビキが付いていなくとも、魚が掛かってくるのだ。
底這わせで大型チヌ連発!
サビキで賑わう釣り場だったが、チヌ釣り師もちらほら。そして、この日は月間大物賞クラスが連発!
波止中央でフカセ釣り師が48cmを上げたかと思うと、その後に51cmが登場。さしエサにはコーンなどがメインに使われており、ヒットしたタナは底這わせ。
今後の動向
爆釣が続く鳴尾浜臨海公園だが、アジ、サバ、サッパはまだまだメインで釣れるそう。夏休みごろになればサヨリも現れ、釣り場は非常に賑やかになることが予想される。
釣り場にはレンタルタックルとサビキ用の仕掛け、エサが置いてあり、子供用のライフジャケットも貸し出している。交通の便もよく、釣り場の隣にはきれいな芝生もあるので、夏休み中に家族で訪れるには最適だろう。
<平塚悠介/TSURINEWS・関西編集部>
鳴尾浜臨海公園海づり広場