「釣りには行きたいけど渋滞は嫌!」これがほとんどの釣り人の本音だろう。今回は、東京23区内にある電車で手軽に行けて釣りができる公園を紹介。ゴールデンウィークにおすすめだ!
各公園共通ルール
まずは公園で釣りをする際の基本的なルールを紹介しよう。
●釣った魚はリリースすること。持ち帰るのはやめよう
●ハリはスレバリかカエシを潰すこと
●投げ釣りは禁止。ゴミは持ち帰る
●禁止場所では釣りをしない
●池の中には絶対入らない
お手軽タックル紹介
ここではバッグひとつで手軽に釣行するのにお勧めの道具を紹介。
【竿】
全長0.7~2.5mのノベ竿で仕舞寸法が短い小継竿。メッセンジャーバッグやバックパック等のカバンに収納でき便利だ。また長さが分からないときは、不格好だが必要な長さぶんの節を抜いてしまうことで調整ができる。メインの場所に合わせて用意するといい。
【仕掛け】
市販のタナゴ用とフナなど小物用仕掛けがあれば問題ない。タナゴ用は繊細でハリ先やイトがとても細く、タナゴやクチボソなどを釣るのに最適。ピンからキリまであるが、最初はトラブルで絡んだりすることが多いので、安価なものでいい。小物用はマブナや小ゴイ、ブルーギルなど少し大きい魚が交じる場所で使用。ウキはヘラ用のような棒ウキタイプがアタリを取りやすい。
ハリのカエシはスレバリを使うか、ヤスリで削ること。すぐ外せるので魚へのダメージが少ない。
市販仕掛けが2~3個と予備のハリが1セットあれば一日楽しめる。また結び方がわからない場合は、釣具店で聞くと教えてくれるだろう
【エサ】
虫と練りエサに大別される。虫エサは赤虫やミミズなど。ミミズは天然物がニオイが強く食いがいい。練りエサは黄身練りやグルテンがある。タナゴではポピュラーなエサ。水分量と練り具合はパッケージに書いてあるものを参考にして作る。メリットは保存がきくのと虫を触れられない人もエサ付けができる。ほかには蒸しパンをこねたものも効果的。
【その他】
仕掛けやハサミを入れるケースやエサ入れ、魚を入れる容器などを用意。ほかにウェットティッシュやタオル、ビニール袋を持参。
あるととても便利なのは、小型の折りたたみイスと観察用の容器。イスがあるのとないのでは、疲労感が異なり、釣りの集中力維持につながる。
観察用の容器を使えば、魚を弱らせることなくじっくり魚を観察でき、大人も子どもも楽しめる。
新しい発見や釣りの腕をみがくことが手軽にできる小物釣り。手軽な反面、奥が深く、歴史があり道具にこだわる人も多い。