春の渓流には魅力がいっぱい!アマゴ、ヤマメにイワナの釣果はもちろん、山菜採集でプラスアルファのお土産も期待できる。納竿後、河原を見て回れば、そこかしこに春の恵みを発見できるぞ!是非釣行と併せて山菜採り&グルメで楽しんでみて欲しい。
川辺にある山菜
サクラが見ごろを迎えると、いよいよ渓流釣りが盛期に突入する。これから梅雨の時期までは、アマゴやヤマメ、イワナとの知恵比べはもちろん、自然の中を散策するのも楽しいシーズンである。
そしてこの時期は、川のほとりに様々な草木が芽吹いているのを発見できる季節でもある。川辺で見つけられる山菜と、その調理法を紹介していこう。
フキノトウ
今回取り上げるのは、春の訪れを告げるフキノトウを使った「フキノトウ味噌」。
山菜のなかでもかなり早い時期に旬を迎えるフキノトウは、サクラの開花を迎えたこの季節少々時期を逸した感もあるが、地域によってはまだ食べごろが出ていると思われるし、個体差もある。
花の咲く前のぷっくりとしたつぼみの状態のものも見つけられるはずだ。
フキノトウ味噌のレシピ
材料はフキノトウ3個(花が見えはじめたくらいのもの)。ごま油小さじ1、調味料として味噌大さじ1、みりん大さじ2分の1、砂糖小さじ1
【1】下処理
まず下処理だが、これは汚れた外側の葉を取り、軽く水洗いして汚れを落とすだけでいい。
【2】調味料を合わせる
続いて、調味料を合せておく。フキノトウを炒め始めてから合わしていては間に合わないので、あらかじめ用意しよう。
【3】賽の目状に刻む
続いて、フキノトウを5mmくらいの賽の目状に刻む。3個程度なら問題ないが、時間をかけると黒く変色してくるので、手早く作業したい。
【4】炒めて調味料を絡める
フライパンにごま油を中火で熱し、刻んだフキを投入、少ししんなりするまで炒める。しんなりしたら、合わせておいた調味料を加え、火力を弱火に。時々ヘラで混ぜながら、2分ほど炒めれば完成。
箸先にちょっとつまんで、アツアツの白ご飯に乗せて頬張れば、ほろ苦い春の味わいが口いっぱいに広がる。メインの料理にはならないが、箸休めにはピッタリなので、ぜひ河原で見かけたら試してみてほしい。
なお、山菜採集は土地所有者とのトラブルの原因になる恐れもある。所有地には入らないように心がけ、不安な時は道の駅などで購入することをお勧めする。
<編集部/TSURINEWS・関西編集部>