2017年のアユシーズンがいよいよ開幕を迎える。
トモ釣りファンにとっては、待ちに待った野アユと対面の時がやってきた。
半年の眠りから覚醒する気分ではないだろうか。
新緑が映え初夏を迎えるこれからのシーズン、各河川では次々解禁が続く。
今回は、これからトモ釣りを始めようと思っている人や、初級者の人にタックル選びやポイント選び、釣り方を説明しよう。
【概要編】はこちら。
ラインの選択
仕掛けだが、天上イトは主にフロロカーボンやPEラインが使われている。
PEの場合、伸びがなく感度に優れており、伸びない分引き抜きも素早く行える。
フロロカーボンの特性は多少伸びがあるため操作性が良く、泳がせ釣りに向いている。
また、初級者にも必見のイトが出た。
泳がせ釣りや早瀬でのフカセ釣りにゼロオバセに快適な『エクセラ鮎 メタフレックス(VARIVAS)』がそれだ。
比重が3.5とフロロカーボンラインより重く、通常メタルラインより軽い。
泳がせなどオバセ釣りではミチイトを緩ませるが、このイトはゴミなどが掛かりにくくキンク(イトがよれたりねじれたりすること)にも強く、オトリがナチュラルに泳いでくれる。
ハリの選択
次にハリを説明しよう。
ハリは野アユとの一番大事な接点である。
ハリの手入れを怠ると、20~30%ほどは釣果が変わってくるのではないだろうか。
昨年ハリケースに入れたままのハリは、サビが発生している可能性があるので、確認が必要。
思いきって廃棄するのもいいだろう。
だが、ハリにも各メーカーから多くの種類が出ているので、選ぶのも簡単ではない。
今メーカーで出そろってきたのが、ハリ先ストレートタイプ。
このハリは初期の皮の軟らかい野アユには、ダイレクトに深く刺さり掛かりのキープ性能にも優れている。
早掛けタイプは文字通り早く掛かる設定になっており、ハリ先が開いていて軸が短いのが特徴。
初期の追いが悪い野アユには、群れている遊びアユを多く見られる。
オトリの周りをうろうろしている野アユを掛けてくるのだが、追いが悪く掛かりが浅いのでバレるのは仕方がない。
我慢をして使い続けることが大事だ。
例えば『エクセラ鮎 完成イカリ TYPE-2(VARIVAS)』や『エクセラ鮎 完成イカリ 914Z(VARIVAS)』を試してみてはいかがだろう。
ハリスの選択
次にハリスだが、ナイロンラインとフロロカーボンラインに分けられる。
初期に使用するにはフロロカーボンラインの場合、ハリスが硬めなのでダイレクトにアタリが出る瀬釣りに向いている。
ナイロンラインの場合、フロロに比べハリスが軟らかで多少の垂れがある。
軟らかさを利用して、野アユにまとわりついてバレが少ないように思う。
それぞれ一長一短あるので、好みやフィールドによって使い分けてみよう。
今では完成イカリパックが多く出ているので、1パックごと使用し、自分に合ったハリを選ぼう。
そしてこのハリ!と決まったらバラで購入し、自分で設定してみてはどうだろう。
なにはともあれ、ハリのチェックはまめにしたい。
それでは皆さん事故のないように、アユ釣りを楽しんでいただきたい。