今月のテーマは「初夏の西湖を楽しもう」。山梨県富士河口湖町にある海抜900mの西湖は、今まさに好機。これから夏に向って両ダンゴの底釣りや深宙で、良型の強引を楽しめる。クリアレイク特有の難しさもあるが、ポイントと釣り方が決まれば40~50kgの釣果も珍しくない。今回は北岸クワルビエリアにある貸しボート民宿・舟宿丸美にお世話になり実釣記を交えながら、同湖の楽しさを戸張に伝えてもらおう。同湖初心者への舟釣りアドバイスです。
概況
近年、陸っぱりの人気が高い西湖だが、ポイントや釣り方の豊富さなら舟釣りが圧倒的に優位だろう。
もちろん釣果的にも舟のほうが有利なのは言うまでもない。
たとえば実釣で戸張がお世話になった舟宿・丸美を例に挙げるなら、何といってもいちばんの魅力はクワルビロープだ。
舟付き場の目の前にあるにも関わらず、そこは藻場なので魚の着きがすこぶるいい。
しかも藻があることで魚の警戒心が薄れて(影ができる)活発にエサを追いやすい。
例会優勝が度々このエリアから出ることからも、魚のストック量は周辺エリアでも群を抜いている。
さらにロープ位置によって異なる水深を狙えるので日並で深場に魚が落ちた時や、逆に浅場にさしてきた時などいろいろな狙い方ができる。
ただし風流れが出やすいのが唯一の難点。
そのような時は舟宿スタッフがになる風裏になるポイントまで引き舟してくれるので「せっかく西湖まで来たのに風で釣りができない」なんてことにはならないので安心してほしい。
実際、実釣時も朝から西風が強めに吹いていてやりたかったクワルビロープを断念し、大ジラまで引き舟してもらって朝の時間を楽しんだわけだ。
また藻場がダメな日であっても、周囲には溶岩帯ポイントが点在しているので日並で好みのポイントを選ぶことができるのが舟宿・丸美の強みでもある。
では舟釣りをどう楽しめばいいのか。
以降は戸張に西湖初心者が丸美から出舟すると仮定して話を聞かせてもらう。
初心者が楽しむためには
つまりポイントは舟宿任せでいいと?
では推薦ポイントに入ったとして着舟まで済んだと仮定しましょう。次はどうすれば?
代案とはどういうことでしょうか?
たとえば竿18尺チョウチンなどに切り替えるわけですね。
つまりそのくらい西湖は風が吹きやすいということですか?
<戸張 誠/TSURINEWS編>
貸しボート民宿・丸美