3月30日、奈良・天の川へアマゴ釣りに出かけた。
まずは洞川から
午前6時過ぎ、川合の豆腐店で入川券を買い、まずは川迫川へ向かったが、途中で4月13日まで通行止め。
まだ7時前。
すぐ引き返して洞川へ走った。
ところがもう、川への下り口には全部車が……。
洞川温泉の下流で1カ所、空いていたからそこから下りて釣り開始。
サオは5.3m。
エサはイクラと川虫を用意した。
下り口の前に格好の深みがある。
期待してイクラで仕掛けを入れたがシーン。
アタリがない。
それなら……と川虫で釣ると、ヨレの横で目印がスーッとシモへ動いた。
軽くアワせて取り込むと15cm級のアマゴ。
色が冴えない養殖魚だった。
尾ビレはきれいだし、鼻も剥けていないけれど少しギラついているだけで、まあ、許せる範囲だ。
釣り上がっていくと、川虫ではボツボツとアタリがあったが同サイズの養殖魚が多い。
イクラにはほとんどアタリなし。
カミの大岩の所から引き返して、昼前までに20尾ほどになったが、なぜか天然魚はなし。
ポイントも、釣りやすい深みより、チャラチャラの浅瀬のヘチなどがよかった。
昼前に川から上がり、本流へ向かう。
本流で入れ食い状態へ
川合からシモへ走ったが、駐車する場所がない。
釣り人が見えないのはそのせいだろうか。
かなり下流の庵住のシモで釣りやすそうな場所を見つけ、川へ下りた。
川幅が広いから6.1mのロッドを持って下りたが、そのころから強い風が吹き出したので5.3mに取りかえて釣り始める。
ここでもイクラでは釣れず、川虫には好反応だった。
G2のオモリで、川底を引きずるようにエサを流すと、ククッとアタリが出た。
ただ、風がカミから吹いていたから穂先がカミ、目印がシモにある。
それでアワセを入れると、上、またはカミ方向に力が働くからか、ギラリと掛かってもハリ外れが多発した。
半分以上も外れる。
やむなく、アタリが出たら穂先をシモへ移動させて、シモ方向にアワせると確実に掛かるようになった。
この操作でアワセはかなり遅れるのだが、こんな遅アワセでも問題なく、アマゴが釣れる……。
早アワセは必要ないのか……。
アマゴは遅アワセでいいのだ……と悟ってしまうと確実に掛かるようになり、次々とアマゴが釣れだした。
数日前に放流してから、ここらはあまり釣られていなかったのか、ポイントらしき場所では3尾、5尾とアタリが続き、まさに入れ食い状態。
ただ、サイズとしては数尾は20cm級も釣れたが、ほとんどが小型揃いだった。
午後3時まで釣って合計釣果は55尾(14~21cm)。
放流直後の養殖アマゴがなぜ、川虫に好反応だったのかは分からないが、とにかくよく釣れた半日だった。
<大西満/TSURINEWS編>
天川村漁業協同組合