晩秋の落とし込みチヌを浅ダナ&フジツボで攻略 1時間で10尾手中!

晩秋の落とし込みチヌを浅ダナ&フジツボで攻略 1時間で10尾手中!

朝晩は冷え込むようになっても、まだまだ大阪湾奥の波止では、水温が高めに推移していて、チヌの活性は高い。堺港の沖波止であるセル石や新波止ではフジツボの付きがよく、表層近くで捕食するチヌの姿も頻繁。フジツボのエサでバンバン釣れる時合いもありかなり楽しめている。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・大田徹)

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

海釣り 堤防釣り

沖波止はいまだにチヌ適水温

11月も中旬を過ぎると、日中はまだ暖かいものの、さすがに朝晩は間近に迫る冬を感じさせるほどの冷え込みとなってきた。しかし大阪湾の沖堤防付近の海水温は、表層で20度前後と、まだまだチヌにとっては適水温。

先日、釣行時に干潮の時間帯に堤防際を観察してると、フジツボが壁一面にビッシリと付着していた。そのフジツボが浸かる潮位になってくると朝夕のマズメ時に限らず、日中でもチヌは、表層まで浮いてきてフジツボをガリガリと捕食している。

最近は、旬のタチウオや青物を狙っての釣行が多いのだが、直近に2度ヘチ釣り釣行したセル石や堺港新波止で、良い釣果だったのでそのパターンを紹介したい。

1日目は泥濁り&かっ飛ぶ潮

10月22日は台風通過の影響で午後から出船可能となり、大阪・堺港出島から夢フィッシングの午後3時便でセル石へ釣行。前日までかなりの雨量だったので、セル石は、大和川からかなりの泥濁りの水が差していた。

晩秋の落とし込みチヌを浅ダナ&フジツボで攻略 1時間で10尾手中!泥濁りのセル石(提供:WEBライター・大田徹)

その流れも相まって、上層の潮はぶっ飛び状態。しかしながら、満潮が絡む時間帯で潮位もパンパンだった。潮流の影響を受け難いセル石の凹んだ所を重点的に攻めようと、フジツボをそっと落とすと1投目からヒット。

1時間でチヌ10尾!

いきなり45cmほどの良型で、引きも強く半端ない。オーバーハングになっているセル石は通常、そのハング下(アゴ下)でアタる事が多いのだが、この日は潮位も高く泥濁り。そしてハングより上の壁には、フジツボがビッシリ。

濁りのためにこちらの気配もうまい具合に消されたのか、最高の条件だ。その後もアタリが途切れる事なく、小1時間でチヌが10尾。2ケタ釣果となった。食ってきたタナは、全てハング上の壁。ハリス数10cmのタナだった。

晩秋の落とし込みチヌを浅ダナ&フジツボで攻略 1時間で10尾手中!1時間でチヌ10尾連発!

雨の水は活性をもたらす

ちなみに雨後の水潮だが、大和川や淀川、武庫川などの大型河川が多い大阪湾のチヌには、ほとんど影響がないと考えている。冬場の冷たい雨なら影響も考えられるが、暖かい時期の雨であれば、逆に活性が上がる事がよくある。

2日目は半日で11尾

11月4日は、1日をびっちりヘチ釣りと決めていた。小潮で朝6時頃に干潮、夕方の4時前に満潮と言う潮だ。

波気あるセル石は好調

朝は潮位が低いので、先にセル石で竿を出した。と言うのも朝から北西の風が強く、北向きのセル石は、少し荒れ気味で波がバシャバシャと出て良い感じだと思ったからだ。

激しくアタってはこないものの、予想通りアタリがあり、40cm前後が3尾釣れたので、9時便で新波止に移動。先に上がっていた常連さんや倶楽部員に状況を聞くと、「まだチヌもあまり見えず、ほとんどアタリもない」との事だった。

波止の両側で全く違う雰囲気

しかし、北西の強風の影響で内向きの垂直面は見た目の雰囲気はかなり良い。沖向きのスリット面は、風裏となるために波気もなく、潮も透け気味でチヌの魚影もほぼ確認できない。

「これは、もう少し潮位が上がってくる午後からが勝負かな?」と波止際を観察しながら、たまに落とし込んで探ってみるもアタリもない。赤灯先端で倶楽部員3人がノマセ釣りをしていたので、しばらく見学。

午後から急にチヌが見えだした

昼まで見学し、いったん荷物置き場に戻ってランチタイム後から本腰を入れようと、カーブ付近に向けて、また波止際をのぞきなから歩くと、チヌがかなり見え出し、時折ヒラを打っている。

試しにサイトでヒラ打ちチヌを狙いながら落とし込んでいくと、ハリス分で引き込んだり、手元にガツンときたりで、ガンガン食ってくる。カーブに到着するまで1時間弱の間に7尾が釣れた。明らかに「時合」というヤツだ。

晩秋の落とし込みチヌを浅ダナ&フジツボで攻略 1時間で10尾手中!エサのフジツボと釣れたチヌ(提供:WEBライター・大田徹)

表層に浮くチヌ狙い

少しアタリが減ったので、慌ててランチタイム。休憩もなしにすぐに釣り開始。チヌはめちゃくちゃ際の表層に見えている。ヒラも打ってガツガツとフジツボを捕食している。しかし、先ほどとは明らか食い気が違う。

風、波も強いので軽いガン玉やノーシンカーだとエサを安定させる事ができない。そこで少し重めのガン玉3Bを装着し、なるべくチヌがフジツボを食っている層に、際ギリギリでしっかりステイさせると、何とか口を使わせる事ができた。

後半食い渋りも半日で11尾

夕方までに4尾のチヌを追加する事ができた。アタり方が渋かったので、何度かフッキングミスでバラシもあった。しかし、半日で11尾、型もほとんどが40cmオーバー(35cmほどは2尾)と満足のいく内容だった。

晩秋の落とし込みチヌを浅ダナ&フジツボで攻略 1時間で10尾手中!当日、新波止で釣れたチヌ(提供:WEBライター・大田徹)

今後の展望

今後もしばらくはタイミングさえよければ、まだまだこのような状況が続くだろう。海水温が高い状態で、年内は上層でフジツボでの釣りが楽しめる。近年、年明けでも上層で釣れる事が多いのも事実だ。

水温の低下に伴って、見えるチヌはだんだん減ってはくるが、年末や年明けに寒波が続くと、表層の海水温も10度近くになり、やがて10度を切ってくると、また底付近狙いへ移行する。エサもアオコガネや岩ガニへと変化していく。とにかく今は、引きも半端ない活性の高いチヌをサイトや上層で狙える。

<大田徹/TSURINEWS・WEBライター>

▼この渡船について
夢フィッシング
乗船場:大阪府堺市堺区大浜西町