タイラバで40cm超アマダイ3匹 直底前後の演出がキモ!【祥季丸】

タイラバで40cm超アマダイ3匹 直底前後の演出がキモ!【祥季丸】

「これはアマダイ釣りの釣果ですか!?」「いえいえ祥季丸でのタイラバ出船での釣果です」。良型アマダイがタイラバで3尾。今回はタイラバでのアマダイ釣りのポイントを紹介。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・庄山英伸)

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当日のタイラバタックル

タイラバで40cm超アマダイ3匹 直底前後の演出がキモ!【祥季丸】タックル図(作図:週刊つりニュース西部版 APC・庄山英伸)

9月2日、門司大里港の祥季丸でタイラバに出かけた。事前の情報では、狙う水深は70~80mとのこと。そこでタイラバヘッドも80gをメインに45~120gまでと厳選して準備した。

本命はマダイだが・・

繰り返すが、あくまでもタイラバ釣行なので、他魚を狙うつもりはなく、その日のマダイに合わせたタイラバ選びと釣り方(アプローチ)を探すつもりで第1投を投入する。潮の流れは強くなく弱くない。また二枚潮の現象も今は出ていない。などと海況を確認しながらタイラバを巻いていく。

下村船長は、昨日もこのポイントで釣りをさせていて、昨日と違う状況だと話してくれる。いつも思うことだが、海に同じ状況はない。昨日釣れたからと言って今日釣れる保証は何もない。毎回、その日の正解を導きだすことが、安定釣果につながる。

釣行回数が多くなると、その分、釣りの引き出し(スキル)が増していく。ルアーフィッシングのタイラバならば、経験値が直接釣果に繋がる。

今回もそうだが、答え探しの釣りをしていると、ぽつぽつマダイが釣れだした。その中に交じって、今回のアマダイが3尾釣れたのだ。決してアマダイだけを狙ったのではない。それはマダイを釣っていることからも理解できると思う。

小さな瀬が絡む砂泥質の地質

本題のアマダイをタイラバで釣るポイントエリアなのだが、まずアマダイの生息する地質と周辺の環境を説明すると、アマダイはやはり砂泥質の地質を好み、しかも周辺に小さな瀬があるようなところを好む。

アマダイ釣りで釣れる他魚は、マダイはもちろん、レンコダイ、イトヨリに交じって、アコウやアラカブ、タカバなどが釣れる。これらの他魚がアマダイ釣りに適した環境か否かの判断になる。マダイ釣りとは釣れる魚種が少し違うのだ。

しかし、今の時期アマダイはどこにでもいて、どこを流しても釣れるので、今回のような釣果になったのだ。

タイラバで40cm超アマダイ3匹 直底前後の演出がキモ!【祥季丸】本命マダイもゲット(提供:週刊つりニュース西部版 APC・庄山英伸)

着底前後の演出がキモ

釣り方のコツとしては、アマダイは海底に生息する魚。故にタイラバで狙うときも特に着底、巻き始めに気づかう必要がある。海底でタイラバを止めてしまっては、まずアマダイに見切られてバイトしてこない。着底、即リターン。それも着底時にボトムタッチするかしないかの演出ができると良い。

使うタイラバは、その日、マダイが食うもの。特にアマダイ用と考えなくてもいいと思う。事実この日マダイが食ったタイラバでアマダイも食った。しかもタイラバで釣るのでアマダイも大型が多く3尾とも40cmオーバーで最大47cm。

「アマダイは二段引き」と昔、海生丸船長に教えていただいた。ヒットしてすぐの引きと、海面まで残り20mぐらいで強く引き込むさまの表現だが、今回もその二段引きを”真鯛一筋”祥季丸で久しぶりに味わえた。

いつもとはいかないが、他魚が先述の物が出たときは、そういう注意を払って狙ってみてはいかがだろうか。

<週刊つりニュース西部版 APC・庄山英伸/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
祥季丸
出船場所:大里港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年10月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。