まいど いらっしゃい。
この前釣りに行ったらねー、マダイが釣れずにチダイばっかりやったんですよ。
で、本日のメニューは、チダイの昆布締めといきましょか。
昆布締めは淡白な味の魚がオススメ
ひと手間付け加えることで、味もかわるというより、さらにおいしくなって、しかも、日持ちもするのが、昆布締めですわ。
昆布の味がしみて、ねとーっとしてるし、やっさんも大好きなんですわ。
昆布締めするのは、決まって白身の魚。
マダイ、チダイ、ヒラメなどなど、わりと淡泊な味の魚が向いてますわ。
それはそうと、チダイとマダイの区別はできますか?マダイは、尾ビレの縁が黒くなってますねん。
チダイは、それがあらへん。
そのかわりチダイは、エラぶたの縁に赤いラインが入ってるけど、マダイにはない。
これで完璧ですわ。
横の人がマダイやー、って喜んでいても、「あっ、それチダイですね」って、優しく言うてあげましょね。
でないと、その人、マダイとチダイが一生一緒になるはずですから。
チダイの昆布締めの調理方法
それでは、調理に入りましょか。
その前に板昆布を、酒で湿らせておきます。
ラップを敷いて、その上に2枚昆布をのせ、ハケで湿らせていくんですわ。
ベトベトではなく、昆布が軟らかくなるぐらいでオーケーですわ。
では、下処理に入りましょう。
ウロコ、内臓を取り、きれいに水洗いしたら、3枚におろします。
チダイは、釣れるのは案外小さい型が多いので、中骨を骨抜きで抜いてやります。
骨抜きと反対の指先で、骨のある場所を探しながら抜き、抜き漏れがないかもチェックしておくと、抜かりないね。
準備ができたら、昆布を1枚めくり、刺し身状態にした切り身を、昆布の上に並べていくんですわ。
きれいに隙間なく乗せていくのがコツ。
並べ終えたら、もう一枚の昆布を乗せて、ラップに包んで、空気を抜きつつきれいに包みます。
魚の分量が少ないときは、一枚を半分に折って使うのもいいし、身を乗せたら、クルクルって巻いて寝かせてもよろしいでっせ。
昆布は高いからねー。
冷蔵庫で一晩寝かせたらオーケーですわ。
3、4日おいてもどんどん身に昆布の味が、よーさんしみるし、昆布の粘りも出てきますわ。
昆布の味で食べるもよし、他の刺し身と同じようにワサビ醤油で食べるのも絶品です。
数が釣れたときや、大きいマダイを釣ったときなど、試してみてくださいな。
<安田明彦/TSURINEWS編>