今秋から釣りを始めたい人にオススメ!秋のサゴシゲーム。サゴシは、小型のサワラを指し、春から特に秋にかけ、ベイトを追いかけて接岸してくる。回遊さえあれば、初心者でも比較的に簡単に釣る事ができるお手軽なルアーゲームのひとつだ。そこで今回、サゴシゲームを楽しむために、注意すべき4つのポイントを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本 隼一)
陸っぱりサゴシゲームについて
サゴシとは「小型のサワラ」を指し、スズキ目サバ科に属する大型肉食魚だ。また40~50cmをサゴシ、50~60cmをナギ、60cm以上をサワラと呼び名の変わる出世魚でもある。最大で1mを超えるサイズに成長する。
陸っぱりから釣れるサイズは40~60cmほどのサイズが多い。ベイトとなるイワシなどの小魚を追って回遊している。地域によって時期は違うもののベイトが接岸するとサゴシも追いかけて接岸してくる。時にはベイトを追いかけて内湾の奥近くまで入ってくる事もあり、手軽に陸っぱりから青物の強い引きを味わえるターゲットだ。
1.ショックリーダーは太め!
専用のタックルは必要無く、最初はシーバスやライトショアジギングのタックルを流用して狙う事ができる。
ただ、サゴシは歯が鋭くショックリーダーを切られてしまう事もあるので、少し太めのフロロカーボン6号~8号などを使用すると安心できる。
サイズが小さいからと言ってリーダーを細くすると後悔することも。
2.ルアーは光でアピール
サゴシゲームで使用する代表的なルアー3種類について紹介。
またサゴシは光る物や反射の強い物に好反応を見せることが多いのでシルバー系の反射が強い物やケイムラやグロー系のカラーがおすすめカラーだ。
2-a、メタルジグ
ショアジギングでは王道だが、サゴシゲームでももちろん外せない基本となるルアーのひとつ。
飛距離が出せて広範囲を探ることができる。アクションも簡単で、ただ巻きやストップ&ゴー、ワンピッチジャークなどが効果的だ。
サゴシも含めた青物系の魚は動体視力に優れているので見切られないために速いアクションがおすすめ。落としている最中(フォール中)にも食ってくるので気を抜けない。
2-b、ワインド
タチウオ狙いで使用されることが多いルアーだが、こちらもサゴシに効果的。タチウオよりも速いシャクリで誘うと効果的だ。
タックルボックスにひとつ忍ばせて置くと、役に立つだろう。
2-c、バイブレーション
巻くとルアーが細かく震えてアピールする。メタルジグで反応が薄い時などに投げるといきなり飛びつく事もある。ただし何回も投げているとスレやすいので他のルアーでなかなか食わせられない時の起爆剤として使用すると良い。アクションは早巻きが基本。
3.ファイト中は最後まで油断禁物
サゴシはヒットした瞬間一気に走ったり、急に引いたりすることが多い。そのため魚が走った場合は、無理にリールを巻かず落ち着くまで耐えるようにしよう。走った後は魚も疲れ、一時的に引きが弱くなるのでそのタイミングに寄せるようにしよう。
しかしランディングでも油断は禁物!魚が寄せてからも急に抵抗することがあるので最後まで気を抜かずにやり取りしよう。
4.鋭い歯にご用心
抜き上げが厳しいと感じたら無理に抜き上げずランディングネットを使おう。先にも述べたが、大型の肉食魚なので無理に抜き上げるとロッドを破損してしまう事もある。
またランディング後に暴れることが多く気をつけないと、サゴシのカッターのような歯やルアーのフックで思わぬケガをする事がある。特に鋭い歯には要注意。魚を持つ際は、フィッシュグリップがあると安心だ。
今秋からサゴシデビュー
これから秋にかけ、ベイトを追いかけ岸沿いに回遊してくる。接岸していれば、比較的に誰でも簡単にできる陸っぱりサゴシゲームは、初心者にもオススメだ。今秋から、ルアーゲームまたは釣りを始めたい人は紹介した4つのポイントや釣り方を抑えて是非チャレンジしてほしい。
<杉本 隼一/TSURINEWS・WEBライター>