こんにちは。阪本智子です。今回は東京湾浦安にある吉野屋さんに乗船して夏のタチウオ釣りを楽しんできました。前日の釣果を見ると5~42尾。タチウオ釣りは、かなり腕の差がでるようです。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 阪本智子)
船釣りでのオススメ熱中症対策
8月5日(月)、曇り予報が晴天になり、最高気温は33度。暑い日になりそうです。
これからの時期は熱中症対策が大事。釣りを楽しんでいると、ついつい忘れがちになってしまいますが、水分と塩分はこまめにとりましょう。
ちなみに、私は凍らせたスポーツドリンクを必ず持って船に乗ります。暑い日に船で飲む、キンキンに冷えたドリンクは最高に美味しいです。そして、首に冷却タオルを巻いたり、クールスプレーをしたりするのも効果的です。
当日のタックル
6時30分、船に乗り込んでタックルの準備。
ロッドはシマノライトゲームCI4+のタイプ73 MH195。リールがフォースマスター600にPEライン1.5号。
仕掛けはハリ1号、ハリス6号1.8mを少しカットして使用しました。
エサへの一工夫
この釣りは、エサにちょっとこだわっています。
まず、水の抵抗を受けにくいようにハリを刺す部分のサイドを斜めにカットして三角にします。次に、アミノ酸添加物をしっかりふりかけます。
もちろん装餌も大切。身側の端からハリを通して3回縫い刺し。エサの中心とハリの軸が真っすぐについているかチェック、少し引っぱってみて動かなければOK。
タチウオは何度もアタックしてくることが多いので、途中でエサがずれたり、外れちゃうのはNG。
吉野屋にてエサタチウオ釣り
当日は7時に吉野屋さんから出船。1時間半ほど走ってポイントの走水沖に到着。各港の船もたくさん集まっていました。水深は60m前後で、タナは底から4~10mの指示。
仕掛けを下ろし、オモリが底についたらなじむのを待ってから誘い始めます。誘い幅は30~50cmで、リールの巻きは3分の1回転。誘ったとき、穂先の安定とイトフケが出ないように巻き上げることに気をつけます。
優しい誘いで指4本サイズ!
底から5mほど上げたところでもたれるアタリ。すぐにアワセを入れずに我慢して、食い込むまでそのまま誘い続けます。
食べやすいように小さなシャクリと、巻きをこまかくして、せまい幅で誘います。すると、グググッ、グーッとタチウオが乗った本アタリ。この強烈な引き込みの瞬間がたまらないんですよね。バレないように電動リールの13~15くらいのスピードで巻き上げます。
ブルブルッブルブルッとタチウオらしい引き。上がってきたのは指4本サイズ。
気温が高いので、釣ったらすぐに血抜きをして、氷を入れたクーラーボックスに。美味しい魚なのでやっぱりいい状態で持ち帰りたいですね。
エサを付け替えて投入。また底から誘い上げます。このあと、続けて同じ誘いで追加。きょうは優しい誘いがいいみたい。
指5本クラスが連続ヒット!
9時30分ごろ、アタリが少し減ったなと思いながら、仕掛けを落としていると底に着く直前にピタッと仕掛けが止められました。ん?これは、ルアー釣りでよくある落ち込みアタリ?即座にスプールをおさえてアワセを入れると、グーッと食い込みました。
重さが加わると、なかなか強引。上がってきたのは指5本サイズの良型タチウオ。このサイズになるとやっぱりカッコいいですね!
小さいサイズが食わなくなると、大きいのが釣れるのはよくあるパターン。その後も同級が連続ヒット。
最終釣果
10時にポイント移動。観音崎沖にやってきました。
ここでは、型は小さいけどポツポツとアタリがでて数を伸ばせましたよ。
11時に20尾達成。
後半、食いが浅くなったので、誘いの幅をこまかく、フワフワと誘うと奏功。30尾を釣り上げたところで、17Lのクーラーはいっぱいになって、少し早めに納竿。
タチウオ釣果レシピ
沖上がりまで時間があったので、タチウオの頭と尻尾を落とし、ブツ切りにしてジップロックに入れてクーラーボックスへ。ここまで下処理していると家に帰ってからゴミがほとんど出ないし楽ですよ。
この日の晩御飯はタチウオ定食。刺し身に蒲焼、天ぷら。良型のタチウオはたっぷり卵が入っていたので煮付けに。いろんな料理で美味しくいただきました。
<週刊つりニュース関東版 阪本智子/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年8月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。