間もなく夏休み。家族を連れて釣りに行きたいけれど、できれば釣果の手堅いところで釣りたいというのであれば海上釣り堀だ。海の王様マダイをはじめ、青物など、高級魚たちとのファイトを楽しめる。さあ、家族や仲間を誘って「海上釣り堀」に出かけてみよう!
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版編集部)
「海上釣り掘」の概要
今回取り上げる海上釣り堀は、水揚げされた魚なども広めのイケスに放流して自然に近い状態で釣りを楽しませるタイプだ。エサをつけた仕掛けを入れればハリ掛かりしてくるような単純な釣りではない。
しっかりと魚の様子を見極め、考えながら釣らなければ釣果を手にできない釣りだ。
タックル
標準的なウキ(遊動)仕掛けは、別図の通り。事前に釣れている魚種や大きさを確認してタックルを用意すればいい。あまり細仕掛けや超ライトタックルだとバラシの原因になったり、取り込みに時間がかかって周囲の釣り人に迷惑をかけるので、太めの仕掛けで不意の大物にも対応しておきたい。手ぶら釣行や、道具を持たない人を連れて行くなら、レンタルタックルを利用するのもいいだろう。
つけエサは定番のオキアミ生のほか、練りエサや冷凍キビナゴ、活エビ、小アジ、虫エサなど。時季や時間帯、魚種に応じて有効なエサがあるので数種類用意したい(釣り堀によって現場で調達可能)。
釣り方
一定のタナ(魚の泳層)にエサをキープさせるため、ウキ釣りが定番だ。当然、気をつけたいのがウキ下=タナだ。
魚のいるタナは、季節や天候、時間帯、当日の魚の活性、干満による潮流や深度の変化によって変わる。釣れているときは問題ないが、急に釣れなくなったら調整することが大切だ。また、魚はイケス内の一定のルートを回遊していることが多いので、そのルートを早く見極め、集中的に釣りたい。
魚が掛かれば、隣の人とのオマツリに気をつけて、確実にタモで取り込もう。タモは無料で貸し出している場合が多い。手の届きやすい場所に用意しておきたい。
上げた魚は指定された場所にキープをし、勝手に再放流しないこと。持ち帰る魚に関しては施設の料金設定に従って支払うこと。有料で釣れた魚を下処理してくれるサービスもあるから、持ち帰ってすぐに調理することも可能だ。
安全面にも気をつけて
手軽に楽しめる海洋釣り堀だが、必ず救命胴衣着用で安全面に考慮を。また、滑りにくく動きやすいシューズを着用し、帽子着用や日焼け止め、水分もこまめに補給するなど、日射病、熱射病対策もしっかりと。
<週刊つりニュース西部版 編集部/TSURINEWS編>