ちょっと恥ずかしい5つの釣り用語【ソルトルアーフィッシング編】

ちょっと恥ずかしい5つの釣り用語【ソルトルアーフィッシング編】

釣りを難しくしている要因などともいわれる「専門用語」。一般の人には伝わりにくい言葉も多いが、今回は外国人が着ている「変な漢字Tシャツ」にも似た、ちょっと恥ずかしい釣り用語を紹介。

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変な釣り用語

日本の釣り業界は、戦後にルアーフィッシングが普及したことで多くの和製英語用語などが生まれました。

もちろん、メディアやメーカーが、盛り上げるためにそう呼ぶようになったというケースもあるのでしょうが、四方を海に囲まれ、多くの湖や河川、そして多彩な釣り文化を育む日本ならではの現象といえるでしょう。

1,なんでも【~ング】

ちょっと恥ずかしい5つの釣り用語【ソルトルアーフィッシング編】エギング風景

・ジギング
・エギング
・メバリング
・アジング
・ナマジング
・オクトパッシング

数々の〝ング〟。先ほどの、変な漢字Tシャツの例に合せて、漢字で書いてみてみましょう。

・治具ing
・餌木ing
・眼張ing
・鯵ing
・鯰ing
・蛸ing

なかなか味わいがありますね~。ちなみに松任谷由美は『Yuming』。

ただ、Jiggingは英語圏のサイトを見てみましたが、普通に使っているようでした。

そしてルアーフィシングの代表格、バスフィシングは、バスィイングとは言わない。ナマジングはあるのに。

ちょっと恥ずかしい5つの釣り用語【ソルトルアーフィッシング編】ナマジング

「~ング」の由来は?

この「~ング」。ing系、はるか昔の記憶の人もいるかも知れないが、英語で現在進行系なんて習わなかったでしょうか?まさしくそこからきています。

組み合わせとしては、【魚+ing】【釣り具+ing】が基本のようです。

実は、ルアーかエサかを瞬時に伝えるという点で有効です。(ただ、「ハギング」はルアーとは限らないし。。。。

日本の釣りがそれだけ多様化しているということをかなり表していると思います。どう呼ぶかは個人の好みもありますが(正直ちょっと恥ずかしいものも…)、諸外国では【釣り】という言葉でひとくくりにされるようなことを、より突っ込んで楽しんでいる文化があるということに感心します。

例えば、ジギングだけをピックアップしてみても、近年流行の「スーパーライトジギング」や「ショアジギング」「マイクロジギング」などなど、細かい分類があるというのは本当にすごい。

ちょっと恥ずかしい5つの釣り用語【ソルトルアーフィッシング編】みんな大好きジギング

2,ライン

一般的には、もはやSNSの代表格のあの「LINE」として伝わってしまうでしょう。でも釣り場では「糸」を指すことがほとんど。

「糸は〇〇?」ではなく「ラインは〇〇」。種類も大きくわけて3つ、『PEライン・ナイロンライン・フロロカーボンライン』があります。

使い方も釣りをしないひとからするとまるで呪文。

「ラインテンションを保って・・・」だとか、「ラインスラック(スラッグは×。Slug=ナメクジ)を作って食わせる間を・・・」などなど。

ちなみにラインテンションは「イトのハリ」の意。ラインスラックは「糸ふけ」、つまり、糸をはらずにあえてたるませることで、魚が食う間を与えてという意味。

恥ずかしい思い出

実は筆者は、この言葉でちょっとした恥ずかしい体験をしたことが有ります。以前、2~3回乗合船で顔を合わせたことがある人(仮でAさんとしましょう)とこんなことがありました。

釣行の帰り際、

◆Aさん)「ラインある?」

◆私)「何lb(ポンド)?何号?」と返答したところ、

◆Aさん)「ラインじゃなくてLINEだよ・・・(苦笑)」

というお互い赤面してしまうようなことも。。。

やはり、シチュエーションにあわせて最適な言葉を選びたいですね。余談ですが、普段釣りをあまりしない人はよく使うけど、現代の釣り人がほとんど使わない言葉に「テグス」があります。

あえて「テグス」という言葉を使ってみるのもベテランっぽくてカッコいいかも!道具の呼び方次第で釣りの楽しみや伝えやすさが変わってきますね。

3,ロック=根魚?磯?

ちょっと恥ずかしい5つの釣り用語【ソルトルアーフィッシング編】メバルもロックフィッシュ

日本ではロックフィッシュ(根魚)の略語として使用するケースが多いですが。Rockfishingといえば、wikipediaによるとニュージーランドやオーストラリア、イギリスなどでの磯釣り全般を指すケースが多いようです。

4,サーフ?ビーチ?

ちょっと恥ずかしい5つの釣り用語【ソルトルアーフィッシング編】サーフで釣れるマゴチ

【サーフ】は波打ち際やサーフィンなどを指す言葉なので、砂浜の釣りなら厳密には【ビーチ】フィッシングなのでは・・・?

とうすうす感じており、翻訳ソフトなどでは【サーフィン釣り】などと訳されることも多く(それはそれで興味深い釣りですが・・・)

これはもしや、恥ずかしい系の和製英語?

こちらも困ったときのwikipediaを参照すると、意外にもサーフフィッシングで通じるようです。ただ、イギリスでは【ビーチキャスティング】という言葉の方が主流のようです。

海岸で行われるレクリエーションとして、釣りがサーフィン同様に認められているような気がしてちょっとうれしかったです、

5,ソルト

海釣り全般を指すソルトという言葉。

たとえば海のルアー釣り全般を指して「ソルトゲーム」などと表記することも多々ありますが、これも直訳すると「塩遊び」

なんか怪しい。。。。

instagramでは#saltgameというタグで700件ほどの投稿がありました。うち半数以上は海の釣り関連の投稿ですので、言語的な正誤でいえば「通じないわけではないが…」という微妙な線なんでしょう。

(ちなみに、#saltfishingになると10倍、#saltwaterfishingになると10万件以上でした)

言語的な正誤でいえばあいまいな言葉でも、釣り人同士であればニュアンスで大体は通じてしまうといういい例ではないでしょうか?

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