リレー船で4.3kg大ダイ&38cm頭に大アジ連発【千葉・庄幸丸】

リレー船で4.3kg大ダイ&38cm頭に大アジ連発【千葉・庄幸丸】

4月下旬、内房勝山の庄幸丸を訪れ、マダイ・イサキ・アジ狙いの豪華3本立てのリレー釣りを楽しんだ。

千葉県のリアルタイム天気&風波情報

アバター画像 TSURINEWS編集部

船釣り エサ釣り

庄幸丸にて出船

7人のファンが右舷4人、左舷3人に分かれて乗り込む。私は右舷トモに釣り座を構えて、最初に狙うコマセマダイの準備に取りかかる。

5時10分、庄司剛・大船長の舵で富浦沖に向かう。どんよりとした曇り空でいまにも雨が降りだしそうだが、北東風は弱く海上はナギ。

航程20分で釣り場に到着。入念な潮回りの間にビシカゴにオキアミを詰め、カゴの放出穴を下は8mm、上は4分の1開ける。付けエサのオキアミはコマセから形のいいものを選んで、尾羽根をハサミでカット。切り口からハリ先を入れてまっすぐになるよう装餌。

マダイは落ちてくるエサによく反応するので、時折、竿先を頭上までソフトに上げて超スローで戻し、エサの落下を演出するのが有効な誘いになる。

リレー船で4.3kg大ダイ&38cm頭に大アジ連発【千葉・庄幸丸】タックル図

まずはマダイ狙いから

反応をとらえると軽く制動がかかり「はい、いいですよ。ビシを海面下50mまで落としてストップ。そこから竿を大きくあおって3回に分けてコマセを振り出し、45mのタナに合わせてアタリを待つように。」のアナウンス。

まずはカゴを海中に入れて、リールのクラッチをフリーにして落とす。長ハリスを送り込み、最後にエサの付いたハリを投入。スプールを指で軽く押さえながら水深50mまで落として停止。

仕掛けを潮にナジませてから竿を大きくあおり上げ、リールを3回転巻き取りながら竿先を海面に戻すふたたびあおり上げて、5m間で3回に分けてコマセをまくオキアミ帯を形成するために連続しておこなうことが重要

4.3kgマダイが登場!

「おっ、アタッたよ」の声に左舷側を見ると、ミヨシに座る中野さんが、見事な放物を描く竿を抱えて懸命に巻き上げている。時々、訪れる強烈な引き込みに竿はさらに曲がりを深めて穂先が海面に接している。やがて白っぽい塊が浮上し海面を割るとピンク色に変わった。2kgほどのマダイだ。

「この釣りは昨年末に始めたばかりで、あちこちへ出かけました。ここの船長にセオリーをたたきこまれてから、釣れるようになりました。」とコメント。このあとも3尾追釣していた

小移動した次の流しでは、右舷ミヨシに座る常連の服部さんが竿を曲げる。強烈な突っ込みをかわして4.3kgを上げた。「先週はこのクラスが連チャンで上がったよ。」とマダイに魅せられて通うベテラン。

リレー船で4.3kg大ダイ&38cm頭に大アジ連発【千葉・庄幸丸】4.3㎏を上げて大満足

続けて竿を曲げたのは、右舷胴の間の山本さん。2kg超えを取り込み「船長に熱血指導してもらったおかげで釣ることができました。感謝あるのみです!」2尾の良型を連釣していたので、船長の教えが奏功しているに違いない。

イサキ狙いへ

私も1.5kgの本命をみたところで「これからイサキを狙いに行きましょう。」のアナウンスで、ナダ寄りに移動。

FLのプラビシに替えて、アミコマセを入れる。下穴は全閉、上窓は3分の1開ける。船でくばられたイカ短を米粒大にカットし、ハリのフトコロに付けてスタンバイ。

やがてポイントが定まると「はい、いいですよ。タナは海面下30m、3m下からコマセを振ってタナに合わせるように」の指示。かなり潮は速い。

水深33mからコマセを振り、30mでアタリを待つ。7、8秒待ってもアタリがなければ再度、3m下からコマセを振る。3往復したら巻き上げてコマセを詰めなおす

2投目、グッグイとメリハリの効いたアタリがきた。細ハリスを気にしながらゆっくりと巻き上げにかかる。時折、力強い引き込みが訪れ、より慎重に巻き続けると大型の本命。

リレー船で4.3kg大ダイ&38cm頭に大アジ連発【千葉・庄幸丸】イサキも良型

気をよくして再投入したが続かず、しばらくして25cmを取り込んだところで「潮が速く、すぐにポイントから外れてしまうので、大アジに切り替えます」と沖に移動。

大アジ狙いは良型連発!

アジ場では「ビシを海面下78mで止め、そこからコマセを振って70mでアタリを待って。反応があったら手巻きで5mほど上げ、電動のスイッチオン。ゆっくり巻き上げるように!」と的確な指示でスタート。

1投目から船中のあちこちで30cm超えが上がり始めるが、このころから雨が降りだし、次第に激しくなる。しかし、アジの活性は抜群に高く、誰もがダブル、トリプルを含めて追釣。

数をかせいだところで「ふたたびイサキを狙いましょう」とイサキ場に戻る。雨はすっかり上がり薄日が差すなか、潮はかなりゆるやかになり、イサキの小気味いいアタリが復活。

ほどよい土産を確保して誰もが満ち足りた笑顔で12時半に沖上がり。

次のページで最終釣果発表!