今週のヘラブナ推薦釣り場【静岡県・門池】

静岡県沼津市にある門池が面白いことになっている。工事で水位を落としていた期間が終了し、昨年から水を溜め始めた。魚にとって増水傾向となるのは、理由はどうであれ歓迎。水位次第だが、今ならまだ通常満水では見ることができない底の状態なども、よく分かる。ポイントによってはエントリーもしやすい。こんな機会はめったにないので、一度足を運んでみてはどうだろうか。

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TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

淡水の釣り ヘラブナ釣り

門池の概況

工事内容の詳細は不明だが、昨年初秋ごろから作業のため水位をかなり落としていたが、工事も終わり12月12日から取水作業を開始。ここにきてようやく釣りができる水位まで回復した。2月23日の時点で水位は満水からマイナス1.2mほど。
今も上昇中なので、今号発売のころはさらに水位が上がっているものと思われる。

取水が行われ水位上昇中

理由はどうであれ増水中なので、魚の活性は高めだ

疑似巣離れと言ってもいいだろうし、これでもし水温がもっと高ければ、乗っ込みに突入してもおかしくない状況だ。ちなみに取材時の朝の水温は11度で、日中は2度ほど上昇した。増水傾向、水温上昇と好条件の相乗効果で、今後しばらくはいい釣りが楽しめるのではないだろうか。

ただし、いつ水位が満水まで回復するかは不明。満水に戻った瞬間、一時的に食い渋ることも否定できないが、逆に大釣りの可能性もある。とにかく水位が変動中なので、竿を出してみるまで何とも言えないというのが実情だ。

門池のポイント

通常水位ではないので、これまで水没していたものがあらわになっているのが面白い。

とくに芝生前やジャカゴ奥・西側の丸くなったステージ、松下の底の変化など、竿を出さずとも底の状態がどうなっているかを確認するだけでも訪れる価値はある。

ただし、釣り座が水面から高過ぎて釣りづらいポイントもいくつかある。代表的なのはひな壇と奥、中央、角の各ジャカゴの一部。逆に芝生はこの減水によって水没していた水平護岸(犬走り)が露出しているため水面と距離がちょうどよく、まさに今が絶好の水位といった感じだ。またジャカゴ奥のすぐ西側に出現したステージからなら犬走りに釣り台を置き、楽に竿が出せる。

減水中はやや釣りづらい中央ひな壇

ただし何度もいうようだが、これらはいずれ水没してしまう。今号発売のころの水位次第という条件付きと認識してほしい。

釣り方とエサ

流れない、または弱い流れ程度なら、どんな釣り方でもアタリはもらえる。代表的なのは竿12~18尺両グルかグルテンセットの底釣り、または竿10~15尺ウドンセットの宙釣り(タナは底ちょい切り~1本)。

これにプラスして手ごたえを感じたのは、食わせにグルテンを用いた段差の底釣りだ。試釣では良型交じりでいい感じで釣れた。型もよく周囲のバランスの底釣り組よりもアタリ数は勝っているように感じた。

段底タックル例
 

ただし、ハリ1本しか底に着かないので、流れに対しては弱い。流れたらすぐにバランスの底釣り、またはドボン釣りに切り替えよう。実釣では最後までこの釣りを引っ張ってしまったため、貧果に終わってしまったのが反省点だ。

流れがでたらドボン釣りが強い。ライトドボンとかにはこだわらず、楽に仕掛けが振り込めて流れを止められるオモリ量を使う。

ドボンの利点は仕掛けの流れを止めるだけでなく、オモリが重くなることと、振り切りでいいので長竿でも振り込みやすい点にもある。

仕掛けが流されない、人より沖を狙える、この2点の効果はかなり大きい。

取材時もドボンの効果をまざまざと見せつけられてしまった。仕掛けは中・外通しの区別は関係なく好みでいい。エサは両グルテンが一般的だが、バラケ性を抑えた両ダンゴ的なバラケを常時ではなく、時どき打つのも効果的ではないだろうか。

常連の釣り師の多くはバランスの底釣りで狙う。今の水位(芝生・ジャカゴなどで2本前後)なら妥当な線だろうが、今後さらに増水すれば宙の強みも出てくる。

バランス底釣りタックル例
 

門池の駐車場だが、ジャカゴ裏手の雑木林に数台分の駐車スペースあり。芝生やひな壇は配水塔裏側にある公園駐車場(9~18時)、小林や松下は取水口西側の公園駐車場(利用時間は同じ)を利用してほしい。

<週刊へらニュース 熊谷充/TSURINEWS編>

▼この釣り場ついて
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この記事は『週刊へらニュース』2019年3月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。