東京湾のボートメバルゲームを紹介する。特に横浜周辺は、チャーターボート(プレジャーボート)によるガイドをおこなっている船宿が多く、この釣りが盛んだ。
アジングも一緒にやるには
ここ数年、メバルと同じポイントでアジを狙うボートアジングが大ブレイク。
2魚種が同時に狙えるので、欲張りなアングラーは「あれもこれも」と、時間はいくらあっても足りないだろう。
それに比例して増えてしまうのがタックル。「ロッドやリール、ライン、ルアー。両方を楽しむには、いろいろそろえないといけないのでは」と、思われがちだが、そうでもない。
ロッドはエコギアの「KATSU‐AJI67」や同69など、どちらにも対応している竿をセレクト。
ラインはバリバス「メバルゲートフロロカーボン2ポンド」など、2魚種を両立できるように調整してあるものがある。
ワームはエコギア「メバル職人ミノーSS」、同「グラスミノーS」、同「エコギアアクア活メバルシリーズ」、同「熟成エコギアアクアメバルシリーズ」がお勧め。ジグヘッドはエコギア「シラスヘッドファイン1/16オンス」を基本に、状況に応じて軽くしたり、重くしたりする。
ハードプラグはザクトクラフト「Sela45」など。
以上の道具などでアジングにも対応できる。
その他のマストアイテム
ライフジャケット…着用は義務。足元が水に濡れていると滑りやすいので、ラジアルソールのシューズを選択したい。
ヘッドライト…ナイトゲームでは手元を照らすのに必需品。
メガネなど…ボートは狭い。ルアーのキャストをする際、必ず周囲の安全を確認すること。
万一の事故を避けるために、目を保護できる夜用の眼鏡(夜用サングラス)を着用するといいだろう。
船長の指示に従い、安全に楽しんでもらいたい。
ボートメバリングまとめ
私は、資源保護のために釣ったメバルを持ち帰ることはしていないが、とても美味で知られる魚。
刺し身はもちろん、定番の煮魚、素揚げにしてからの甘酢あんかけも絶品。節度あるメバルのキープを心がけるなら、美味しくいただくのもアフターフィッシングの楽しみ。アジもゲットできれば、食卓が華やかになるのは間違いなし。
3月になって水温が安定すると、本当に楽しいボートメバルシーズンになるので、今から楽しみ。
この時期は特に、「尺メバル」という、アングラーのひとつの目標ラインになる30cmを超える大型が高確率に狙えるチャンスとなる。
ぜひみなさんも、いま一歩の勇気を出して、ボートメバルゲームの魅力を体験してほしい。
きっとそこにはメモリアルな魚との出会いが待っているはずだ。
<週刊つりニュース関東版 野呂昌明/TSURINEWS編>