内房上総湊・福丸の逆サビキ仕掛けのアジ釣り。「サビキ釣りなんてサボらずコマセ撒いていれば釣れるんでしょ」という不勉強な私の考えを一変させた奥深い釣り方だ。
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逆サビキ釣りで40年
吉原満船長(69歳)が逆サビキ釣りを始めたのは40年以上前。
「この仕掛けでたくさん釣る常連がいて、ほかの常連や私は普通のサビキ仕掛けで何度も挑戦するんだけど、一度も勝てなかった」
と話してくれたことがある。
![船宿めぐり・福丸【千葉県・上総湊港】](http://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2018/06/20180601kt0503.jpg)
そのうち、常連や船長が逆サビキの釣りを研究するようになり定着していったという。
今でも、ハリスの長さやウイリーの色、ハリの種類など試行錯誤が繰り返されており、今年12年目をとなる月例大会でも研究の成果と腕を競いあっている。
![船宿めぐり・福丸【千葉県・上総湊港】](http://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2018/06/20180601kt0502.jpg)
そんな常連たちは、遊び心を忘れない。
この釣りではカゴにマダコが抱きつくことが多い。
そこで、カゴにスッテを付けてこれを狙う人も。
また、底付近でコマセを撒くため、クロダイもよく上がる。
4月末には、なんと11.8kgヒラメが上がった。
「釣りが楽しくて仕方がない」という常連と船長が生む同船の空気はとても心地いい。
<週刊つりニュース関東版 大高/TSURINEWS編>
▼この船について
福丸
エリア:内房エリア
出船港:上総湊港