イカダから投げ釣り!カレイを狙う【淡路島福良】

イカダから投げ釣り!カレイを狙う【淡路島福良】

お彼岸を過ぎて暖かい日が続き、一気にサクラが咲き始めた3月25日に、今シーズン初めての花見カレイ狙いで淡路島の南に位置する福良湾に向かった。

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海釣り施設 イカダ&カセ

福良湾へ

イカダから投げ釣り!カレイを狙う【淡路島福良】じゃのひれ筏釣りセンターのイカダ。

午前6時半ごろ、前日に予約しておいた「じゃのひれ筏釣りセンター」に到着。

ここは海上釣り堀を運営する「じゃのひれアウトドアリゾート」が、昨年12月から旧溝上渡船を引き継ぐ形で営業を開始した渡船店だ。

今回は洲崎の波止に渡って投げ釣りでカレイを狙おうと思っていたら、受け付け時に「昨日はイカダでカレイがよく上がってましたよ」とのアドバイス。

防波堤からの釣りを想定していたので投げ釣りのタックルしか準備してなかったが、素直に気持ちを切りかえてお勧めのイカダに上げてもらうことにした。

定時より少し早めの7時に出船し、1、2番イカダに到着。

潮回りは小潮で午前6時20分ごろ干潮、午前11時半ごろ満潮で天気は晴れ。

この時点の気温は9.2度に対し海水温は10.2度だった。

タックルは投げザオ4.25m30号に、リールは投げ専用ドラグ付きスピニングリール、ミチイトはナイロン5号+テーパーライン5~12号。

テンビンは遊動式30号を使用し、仕掛けは動体カレイアイナメ2本の12号と抜投カレイ・アイナメ仕掛の13号を使用、エサはアオイソメを用意した。

サオを4本出し、中・近投

イカダから投げ釣り!カレイを狙う【淡路島福良】ポイント図。

イカダから東面中心にサオを4本出して、中・近投そして足元と仕掛けを入れカレイからのシグナルを待つ。

水深は11~13mあり、海底は砂泥で所々に藻が生えている感じだ。

アオイソメを房掛けにし、時々誘いを掛けるが、エサ取りの反応すらなく時間だけが過ぎた。

しかし前日も昼からの釣果がよかったようなので、辛抱強く打ち返していく。

すると10時40分ごろ、ようやく40~50m投げていたサオにアタリが出た。

あまり大きなアタリではなかったので半信半疑にサオを手に取り聞いてみると……、グンッと重みが伝わった!すかさずアワセを入れて巻き寄せてみると、海面に茶色い魚体が!うれしい今シーズン初のマコガレイだ。

測れば29.5cmと尺には少し届かなかったが、プクッと肥えておいしそうだ。

それからしばらく経った11時45分ごろ、今度ははっきりとしたアタリが出た。

ラインを少し送り込んだのち、バシッとアワせてリーリング開始!途中、下へ潜り込もうとする締め込みにサイズアップを期待しながら浮かせてみると……、カレイだ!しかもなかなかのサイズ。

太めの仕掛けにものを言わせてエイッと抜き上げてみると、今度は36cm!満足の1尾だ。

本当ならここから夕方まで頑張るところだが、この日は用事があり午後1時に迎えをお願いしていたので、12時半ごろからサオを1本ずつ減らしていく。

ラスト1本を片付けようとサオを手に取ったその時、ググッと反応あり!あわてて体勢を整えてしっかりアワせると、グーンッと重量感が伝わってきた!
「ホンマかいな!?」と思いつつ、海面をのぞき込むとまさかの3尾目。

サイズも32cmとまずまずだ。

イカダから投げ釣り!カレイを狙う【淡路島福良】当日の釣果。数釣りが狙えるので、シーズン後半にもう一度狙いにいきたい。

これで気持ちよく納竿することができた。

福良湾のイカダのカレイ釣りは、今となってはなかなかできない数釣りが可能なところなので、シーズン後半戦にもう一度訪れたい。

<週刊つりニュース関西版 APC・奥野太郎/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関西版』2018年4月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。