4月1日に解禁を迎える銭洲。そんな銭洲での釣り未体験の人に向けて、注意や楽しみを以下にまとめた。参考にして、ぜひデビューしてほしい。
解禁序盤はシマアジが狙いめ!
【船】
銭洲での釣りを実現させてくれるのが、遠征設備を整え、限定近海船の認可を受けた大型船。
【ターゲット】
解禁直後はシマアジが狙いめ。
7kg超えも十分に期待できる。
ルアーで狙うカンパチも面白い。
5~6月になると、アカイカ泳がせになり、ムロアジが回れば、ムロアジ泳がせで10kg超えのカンパチなどが竿を大きく曲げてくれる。
静岡・土肥のとび島丸では、昨年9月10日に泳がせで46.8kgカンパチが上がり、なんと同日に32.05kgモロコも上がった。
また、ジギングでも多数の大物が仕留められているのでルアーファンも一度は訪れたい聖地だ。
まだ見ぬ大物への夢が広がるばかり。
【遠征船の留意点】
銭洲へは遠征船を利用。
乗船時間が長いので、万全な安全対策を行っている船を選ぶ。
当然、一般的な乗合船よりも割高になるが、航続距離と、安全設備や快適な船内環境を鑑みると、決して高額ではない。
【乗船まで】
船宿への連絡は、1週間前から。
前日までに出船の可否や集合時間など確認しておく。
水や食料は1食分多めに持参。
タックルや仕掛け、オモリも多めに予備を持っていくことが肝心。
釣りをすると衣服が汚れるので、着替えは必ず用意。
また、どの乗合船も同様だが、TYPEラインA認定のライフジャケットが必須。
持ってない人は事前に船宿に貸し出しの依頼を。
集合時間は場所によりさまざまだが、深夜0時半~2時ごろ。
途中でエサを仕入れる場合などは早くなることもあるので要注意。
【乗船】
指定時間には必ず遅れずに余裕をもって出かけよう。
受け付けを済ませたら乗船名簿に記入。
字は崩さず正確に。
というのも、考えたくないことだが急な病気やケガ、事故の際に、船長が正確な情報を医療機関とやりとりできなくなる恐れがあるため。
乗船時は指示に従い、荷物を積み込む。
竿などは航行中に外れて破損したり、失くさないようにヒモなどで固定する。
初めての場合は、船長にトイレや船室などの場所を確認。
設備の注意点を聞き船上でのルールを確認しておこう。
今年もドラマが待っている!
【銭洲へ】
釣り場までは船室のベッドで休む。
土足厳禁や禁煙など、船のルールを厳守。
航行中は絶対に船外へは出ないように。
銭洲では協定で開始時間が午前7時に定められているので、6時ごろから準備を開始する。
【釣り】
7時の開始から、午後1時終了まで目いっぱい楽しませてくれる。
根掛かりした際は、船長や仲乗りに伝えて対処してもらったほうがいい。
手で切ろうとしてケガをしたり、竿で外そうとして竿を破損することがないように。
【釣り終了】
午後1時に沖上がり。
シャワー完備の船もあるので、潮を洗い落として清潔な体で船室に戻ろう。
着替えは必須。
【帰港】
午後4~5時ごろ。
荷物も多いので、運搬などは指示に従い乗船者全員で協力して下船しよう。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>