大阪湾『落とし込みチヌ』が異常に釣れている理由 1日で50匹?!

大阪湾『落とし込みチヌ』が異常に釣れている理由 1日で50匹?!

大阪湾はヘチ・落とし込み釣りの最盛期真っ只中!今年は少し異常とも言える釣れ具合です。相当な悪条件(北や東風が続いて透け潮、酸欠状態など)以外なら10匹や20匹は普通に釣れおり、朝一から夕方いっぱいまで頑張れば40~50匹といった釣果も出ています。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・大田徹)

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海釣り 堤防釣り

好調の原因はイガイ?

地続きの岸壁や波止は行かないので、そちらの状況は分かりませんが、沖堤防に関しては神戸港から堺港の間がよく釣れてますね。それは今年のイガイの付着具合にも関連しているように感じます。堺港のすぐお隣の岸和田はほとんどイガイの付着が見られないと聞いていますが、やはり最盛期の現段階であまりいい釣果は聞かれません。

堺港は新波止、セル石ともにまだイガイがたくさん残っており、夢フィッシングさんのホームページ釣果情報を見ても連日すさまじい数が釣れています。このような状況から見ても、やはり最盛期の大阪湾のチヌは潮が高い時、上層のイガイ付着層に浮いてくる習性があり、イガイがより多く付着している堤防に集中してるのだろうと考えられます。また、釣りをしていても大きなイガイに反応がかなりいいと感じます。

大阪湾『落とし込みチヌ』が異常に釣れている理由 1日で50匹?!左が通常サイズ(2㎝前後)、 右が大きなイガイ(4〜5㎝)(提供:WEBライター・大田徹)

予測不能な状況

今後は夏の高水温、台風、大雨などでイガイが落ちてしまう時期に差しかかってきています。

連日、記録的な釣果が出ている場所もそうなった時には釣れなくなるのか?正直言って、私も産卵後から1カ月以上続いている異常な釣れ方は初めてなので、今後どのような展開になるのか分かりません。明らかに例年のパターンでは比べ物にならないくらいに釣れていますので。

これからフジツボの出番

しかしながら例年よりかなりイガイの少ない状況を考えると、一気にイガイが落ちてしまうことは頭の片隅には置いておかないといけませんね。そうなるとフジツボの出番となります。フジツボも採取しないといけませんが、冷凍保存で使用できるので、冷凍庫にストックされている人も多いのではないでしょうか?また、フジツボに関しては次回にでも。

大阪湾『落とし込みチヌ』が異常に釣れている理由 1日で50匹?!イガイ(左)からフジツボ(右)へ(提供:WEBライター・大田徹)

まだまだチャンスあり

今はまだ堺港から尼崎の間はイガイも残っており、(神戸港は付きがかなり悪い)状況がよければ比較的簡単に釣れています。ホームの夢フィッシングさんにも最近ヘチ釣りを始めたという人が多数おられ釣果も出されています。ヘチ釣りは、タックルも数あるチヌ釣りの中で最もシンプルで気軽に始めていただける釣りです。また、今なら釣果も複数期待できますよ!ぜひ、この機会にヘチ釣りにチャレンジしてみてください!

<大田徹/TSURINEWS・WEBライター>

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