乗っ込みヘラブナを狙う!野釣りのキホンを解説【タックル・エサ編】

春のヘラは野釣りが熱い。大型が浅場に乗っ込み、ファン憧れの50cmまでもが釣れるチャンス!そんな乗っ込みのヘラ釣りを、土屋直人さんに解説してもらった。ポイント選びからタックル、釣り方まで野釣りの基本をおさえているので、ぜひ挑戦してほしい。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

淡水の釣り ヘラブナ釣り

今季の乗っ込みは?

山間部ではまだ朝晩の冷え込みがあるものの、日中は最高気温が20度を超え、いよいよ春の到来を感じさせる。

釣り人が待ちわびた季節の到来である。

春と聞けばこの時期特有の一大イベント・乗っ込み(産卵のために魚が浅場にくる行動)が、魚種問わずまっ先に思い浮かぶのではないだろうか?

これはヘラブナにも言えることで、普段はサオの届かない深場に身を隠している大型が、産卵場所を探して足元まで近づいてくる。

45cmはおろか、ヘラファンの憧れ50cm超の大型も、この時期一番釣れる可能性が高くなる。

春の狙いは自己記録更新!釣り人が胸を躍らせ釣り場に向かう季節の到来だ。

この時期特有の野釣り場での乗っ込みの釣りを、タックル、エサ、釣り方、ワンポイントテクニックを含めて紹介したい。

まずは2018年、春の乗っ込みの状況。

今年は年明けから冷え込みが厳しく、乗っ込みが遅れるのではないかと多くの釣り人が予想していたが、3月に入り暖かい日が続いて気温も安定した影響で、中旬から関西では京都の高山ダム奈良の室生ダムなど、メジャーな釣り場で1回目の小規模な乗っ込みが確認され、4月初めには本格的な乗っ込みシーズンに突入。

前年よりも2週間前後早い開幕となった。

前年度は関西では大規模な乗っ込みが少なく、小規模で数日だけの乗っ込みがダラダラと続き、不調なイメージの年だった。

しかし、今年は規模も大きく好調な状態が続いている。

タックル解説

大型向けのタックル例。

管理池と違い、相手にするのは抱卵した超大型。

そして乗っ込みはオダやアシなど障害物を狙うので、通常よりも強いタックルを使用する。

掛けてから確実に取り込むタックルが必要だ。

【サオ】

硬調のしっかりした調子を選び、長さは通常の釣り場なら6~15尺を使用する。

長さの選択は障害物の際を狙える長さを選ぼう。

【ウキ】

ウキは大仕掛けを支え、大型ヘラの水流にも負けない太めのボディー(7~10mm)、太めのトップ(パイプ1・2~1・5mm)のウキを選択する。

ボディーサイズは超浅場も狙えるように、4cmから用意したい。

水深50cmまでなら4cm、以降水深が50cm深くなるにつれて2cmずつサイズアップしていく。

あらゆる水深に対応できるように複数用意したい。

【ミチイト】

ミチイトは、視認性がよく、強度があるナイロンラインの1.5~3号までを使用する。

サオが短い場合はタメが効かないのと、水深が浅くなると沖に走るため、太くなる。

【ハリス】

ハリスは、強度があるナイロンラインの0.8~1.5号(ミチイトの半分の太さを基準にする)を使用する。

長さは最も短いパターンで上8cm下18cm。

長いパターンで上40cm下50cm。

長すぎるとスレのリスクが高くなるため、あまり長くしない。長さは水深の深さに比例する。

【ハリ】

ハリは、大型ヘラのアオリでもエサ抜けしにくく強度もある、太軸のしっかりした物を選択する。

食い渋りやグルテンを使う場合は8~12号、マッシュ系のエサを使う場合はエサ持ちが悪くなりやすいため、12~15号を使用する

【エサ】

エサはしっかりと練り込もう。

エサは、マッシュ系ブレンド。

徳用マッシュポテト/マルキユー』200㏄+『尺上/マルキユー』100㏄+水200㏄で50回ほど練り込み、しっかりしてきたら『野釣りグルテン/マルキユー』50㏄を振りかけ均一に混ざるまで練り、5分放置し、完成。

グルテン系ブレンドは、『新べらグルテン底/マルキユー』200㏄+『アルファ21/マルキユー』100㏄+水250㏄で20回ほどかき混ぜ、5分放置して吸水したら10回ほど練り込み完成。

以上がタックルとエサの解説だ。

普段使わないくらいしっかりとしたセッティングだが、確実に取り込む意図がある。

<週刊つりニュース関西版 APC・土屋直人/TSURINEWS編>

後編【ポイント・釣り方編】はコチラ!

この記事は『週刊つりニュース関西版』2018年4月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。
  

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