投げキス釣りで6時間で100匹超え 最長寸は22㎝!【香良洲海岸】

投げキス釣りで6時間で100匹超え 最長寸は22㎝!【香良洲海岸】

8月24日(土)、三重県津市の香良洲海岸へ落ちギス狙いで釣行。夜空が白み始めた午前4時30分から釣りをスタート。20cmの良型がトリプルでかかるなど好調で、みるみるうちにエサがなくなってしまった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・畑山稔彦)

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海釣り 投釣り

香良洲海岸で投げキス釣り

当日の干潮は午前4時39分。香良洲海岸に到着すると、潮はかなり引いた状態で砂浜が広く感じられた。釣り座は、海に向かって砂浜の右手、松阪寄りのちょうど浜がへこんだ場所に陣取った。

投げキス釣りで6時間で100匹超え 最長寸は22㎝!【香良洲海岸】香良洲海岸の様子(提供:週刊つりニュース中部版 APC・畑山稔彦)

仕掛けは、キス用テンビン+オモリ30号。ミキイトは、がまかつのキス名人の素チチワリーダー2号(枝間25cm4本)、ハリスはキス名人の素糸付キススペシャルでフロロ0.8号3cm、キスバリ6号を使用した。

がまかつのキス名人の素チチワリーダーは、簡単に仕掛けが取り替えられるのと、好きなハリ数を設定できるので大変便利だ。チチワに枝スを速攻で取り付けることができ、簡単に枝スを交換できるので、仕掛けトラブルにもすぐ対応できる優れものだ。

投げキス釣りで6時間で100匹超え 最長寸は22㎝!【香良洲海岸】タックル例(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)

4色から3色で連発

ポツリポツリと小雨が降るなかで釣り開始。予報では晴れるはずなので、水分補給の飲料水もしっかり持参してきた。

イシゴカイを5cm程度にカットし、抜き刺しでハリに付ければ準備完了。まずは6色(1色は25m)に遠投する。150mほど飛ばし、イトフケを取って歩く速さでサビいてくる。キスの群れを探していると、4色目を通過した時点でサオ先に特有のプルプルとしたアタリが出た。

慎重に早歩きほどの速さで巻き取ると、上から2番目と一番下のハリに15cmのキスが付いていた。1投目から連掛けすることができた。

ポイントを4色から3色の間と決めて投入すると、ここから面白いようにキスが釣れだした。ただし、この群れは10cmほどのピンギスばかりで時折15cmオーバーが交じる状況が続いた。

ゴミの攻撃も手返しの良さで回避

日が昇って気温が上がり始めると、上げ潮に向かって砂浜が少しずつ波と海水で埋まっていく。そして、ここから少し厄介な状況が発生した。キスは3~4色でアタるが、押し寄せるゴミが仕掛けに絡んで釣りの邪魔をする。折角釣れたキスも浮遊するゴミに当たってハリ外れが連発した。

少しサオを立てて2色目辺りにあるゴミを回避しようと試行錯誤。仕掛けにゴミが絡むと枝スは解けないほどぐちゃぐちゃになるが、今回はキス名人の素チチワリーダーが効力を発揮。仕掛けのトラブルに時間を費やすことなく釣りをすることができた。

5色で20cmクラスがヒット

周囲は人が多く30m間隔でサオを出しているためゴミ回避の移動ができない状況だか、仕掛け交換の手返しの良さは釣果を伸ばす要因となった。

浮遊ゴミ回避後、少し釣れない時間帯に突入した。代わりに外道のメゴチ、チンタ、ハゼなどがアタってきた。

メゴチが釣れだしたのをヒントにさびくスピードを速くする。ポイントを6色に戻して駆け足くらいのスピードでさびくと、5色目辺りでキスのアタリ。巻き上げると20cmクラスが釣れ始めた。

連掛け連発!

ここから納竿まで時合いが続いた。大きさはピンギスから20cmクラスまでさまざまだが、投入すれば釣れるし連掛けが続く。エサも最初はハリに5cmとしていたが、3cmまで落とした短いエサでも釣れた。投入するたびにエサを食うため、みるみるなくなっていった。

投げキス釣りで6時間で100匹超え 最長寸は22㎝!【香良洲海岸】トリプルヒットを達成(提供:週刊つりニュース中部版 APC・畑山稔彦)

当日の最終釣果

結局、午前11時を回ったところでエサが尽きたため納竿とした。20cmクラス、15cmクラス、10cmクラスと型はばらついたが76匹持ち帰った。

ハリをのんでしまったキスはリリースしても死んでしまうため、これらはすべて持ち帰った。おそらくリリースを含めると100匹は釣れたと思う。最長寸は22cm。ほかにメゴチ、ハゼ、チンタも釣れたが、これはすべてリリースした。

約6時間の投げ釣りでこんなに釣れたのはおそらく人生で初めて。場所、時間、仕掛け選定、さびくピードなど全てがマッチし、有意義な釣りを楽しむことができた。

<週刊つりニュース中部版 APC・畑山稔彦/TSURINEWS編>

▼この釣り場について

香良洲海岸

この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年9月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。