解禁直後の家島諸島で秋エギング 600gアオリイカ登場!【兵庫県】

解禁直後の家島諸島で秋エギング 600gアオリイカ登場!【兵庫県】

兵庫・姫路の家島周辺エギングは例年9月1日解禁となる。今年こそは少し早めにと思い、9月8日に今季初のエギング釣行をした。アオリイカは数が少なめで苦戦を強いられたが、この時期にしては良型の600g級もヒットして満足の釣行となった。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

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秋エギングの難易度アップ中?

私が毎年お世話になっているのは、姫路・網干港発の進鉱渡船。通い始めて、もうかれこれ10年以上になる。私のエギング釣行は毎年秋のみだが、なかなかマスターできない釣りの一つだ。

釣り始めた当初は訳が分からないままでも、とりあえず2ケタくらいは普通に釣れ、エギを追ってくるアオリの数も、ここ数年より断然多かった。

だが、近年は数も減り、賢くなったのか、居ても数は追ってこず非常に難しい釣りとなりつつある。アオリイカは他のイカや魚と違い学習能力が高く非常に賢い。だからこそ、ゲーム性が高くて釣れた時の喜びはひとしおなのだ。

風裏で足場いい場所に降りる

当日は午前4時半出船。結局、台風は影響なく反れたが、予報が悪かった影響か、日曜だというのに釣り人は少なめ。ポイントに早く降りられるので、逆にラッキー。朝方は、やや風があったので、風裏メインになるようだ。

私が希望するのは、とりあえず足場がいい風裏のポイント。1人で釣行するのが好きなので、なるべく安全な場所を選んでもらう。家島周辺は何回来ても、まだ知らないポイントがたくさんある。当日、最初に降りた所もそうで、どんなフィールドかワクワク。

船付き場で実釣開始!

地続きで、沖に出たテトラの先端に降ろしてもらい、左右にはゴロタ石の浅場の砂浜が広がる。家島は手前が浅くても、すぐにドン深の磯が多い。

解禁直後の家島諸島で秋エギング 600gアオリイカ登場!【兵庫県】最初のポイント(提供:WEBライター・二杉あゆみ)

まずは、船から降りた先端で竿を出す。と言うのは、船が付けられるというのは、そこが1番深いからだ。

エギングロッド8.3ftにリールはセフィアCi4の2500番、PEライン0.8号、リーダーは1.5号。エギは2.5号を使用。カラーはローテーションする。

1パイ目は早々にキャッチ

日が昇る前の明るさで、時合いのゴールデンタイム。すぐさま正面にキャストして、上層から探るも反応なく、潮がよく効いている右方向にキャストし、2回シャクってステイ。すると、すぐにファーストヒット。

解禁直後の家島諸島で秋エギング 600gアオリイカ登場!【兵庫県】早々に釣れて幸先よし(提供:WEBライター・二杉あゆみ)

よし、幸先いいぞと2ハイ目もあっさりキャッチ。だが、そこからがなかなかヒットがなくやや苦戦。横引きダートでイカパンチがよく出るので、ダートをメインに浅場を探るとポツリポツリとキャッチできた。

日が昇ると活性低下?

1パイ釣るのに時間が掛かる。観察していると、数追ってこない上に、途中で引き返していることが数回。日が高くなるとピタッと浅場で気配がなくなった。そこからが苦戦だ。暑さも真夏並み。

「潮が引いているのでなかなか厳しいなあ」と思っていると、船長が7時半過ぎに、早めに迎えにきてくれた。それから磯がわりだ。

サイトで見えイカヒット

今度は何回か降りたことある磯。あまりランガンできないが、風裏になるポイントなので仕方ない。

しかしまたここからがさらに苦戦。アタリを引き出すのに一苦労だ。絶対居ると信じて、沖にキャストし、まずはしっかり底を取って、カウント数をかえたりしてタナを探りながら粘るしかない。

解禁直後の家島諸島で秋エギング 600gアオリイカ登場!【兵庫県】場所がわり後は磯へ(提供:WEBライター・二杉あゆみ)

手前にエギがきても適当に回収せず、最後までちゃんとシャクッてステイ。すると、「狙ってましたよ」と言わんばかりにやる気満々のアオリイカが登場。戦闘モードなので、エギを抱くとタイミングを見極めてアワセ。やっとキャッチ。そんな感じで3バイほど追加した。

青物掛けるもラインブレイク

何せ1パイを釣るのが大変。ベイトが多く、時々小さなナブラが立つので、気分転換にプラグをキャストしてみた。すると1投目でガツンと表層ヒット。ドラグが滑る滑る。びっくりしてやり取りするも、エギングタックルではややパワー不足で主導権を取られる。

しかも浮いているブイに絡みそうで、ややゴリ巻きするとプツッとフックアウト。後で聞くと、良型のハマチが多く回遊しているそうだ。悔しい!しかし、ミノーにも反応がなくなり、再びエギング。

600g良型が登場!

暑さで休み休み、アタリも気配もないので半分投げやり。とりあえず2段シャクリ、5秒ステイを作業のように繰り返していると、突然ギュイーン。

「え?魚?いや、付けてるのはエギや」と思い、とりあえずしっかりアワせてやりとり。強い引きと沖でジェット噴射。アオリイカだ。ドキドキしながら慎重に引き寄せ、なんとかキャッチしたのは約600gの良型。やった。魚よりうれしいぞ。と1人で歓喜。

解禁直後の家島諸島で秋エギング 600gアオリイカ登場!【兵庫県】600g級ヒットにびっくり(提供:WEBライター・二杉あゆみ)

そこから暑さに負け、午後1時の迎えの船に乗り帰港。11パイと数は少ないが、満足できた釣行だった。

解禁直後の家島諸島で秋エギング 600gアオリイカ登場!【兵庫県】当日の釣果は11パイ(提供:WEBライター・二杉あゆみ)

<二杉あゆみ/TSURINEWS・WEBライター>

▼この渡船ついて
進紘渡船
乗船場:兵庫県姫路市網干区