日立沖テンヤマダイで船中1.2kg頭10尾 イナワラも!【弁天丸】

日立沖テンヤマダイで船中1.2kg頭10尾 イナワラも!【弁天丸】

8月11日(日)、知人の岡谷さんを誘って、茨城日立会瀬の弁天丸からテンヤマダイで釣行した。マダイ1.2kg頭に10尾、その他イナワラなどゲストも多彩。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・西山忠昭)

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船釣り エサ釣り

弁天丸で出船

5時前に船長が待合所にやって来たので、さっそく受け付けを済ませる。私を含めて5人が乗船。釣友は左舷大ドモへ、私は右舷ミヨシに座る。ほかの人は左舷ミヨシに1人、左舷トモ寄りに2人。

5時すぎ、阿部正美船長の舵取りで船は静かに走りだす。空は曇りで、濃い霧がかかっている。台風の影響なのか少しウネリはあり、時折、船は大きく揺れる。風や波はないのでマダイ釣りには絶好の日だ。

日立沖テンヤマダイで船中1.2kg頭10尾 イナワラも!【弁天丸】出船場所マップ(提供:週刊つりニュース関東版 APC・西山忠昭)

当日のタックル

約20分、沖に走ったところで釣り場に到着。潮回りの後、シーアンカーが海中に投入される。船が落ち着いたところで開始の合図がでる。

水深は30m前後。ウネリを考慮して、テンヤは重めの10号を選択。エサは冷凍エビ。

日立沖テンヤマダイで船中1.2kg頭10尾 イナワラも!【弁天丸】タックル例(作図:週刊つりニュース関東版 APC・西山忠昭)

早々に1.2㎏マダイがヒット

着底と同時に素早くイトフケを取る。ゆっくりと誘いながら3m上まで探るが反応はない。

再び下ろすと、落としこみでのアタリ。「落ちてくるエサに反応するのはマダイに違いない」と、直感。

大きく竿をあおってアワせるとハリ掛かり。リールを巻き始めると本命特有の三段引きが手元に伝わってくる。時折、強い引き込みはあるが、無事に船中に取り込めた。

計測してみると1.2kgで「きょうは幸先がいいぞ」と思ったが、その後はアタらない。

日立沖テンヤマダイで船中1.2kg頭10尾 イナワラも!【弁天丸】食べごろサイズをゲット(提供:週刊つりニュース関東版 APC・西山忠昭)

私が掛けたのと同じタイミングで左舷ミヨシも1kg弱を仕留めたが、その後は船中でアタリは遠のく。

10分ほど走って、少し沖に移動。「きのう4.7kgの良型が上がった場所だよ」と船長。期待を胸に投入する。

根がきつく、時々、根掛かりする人がいて、私もテンヤを取られてしまう。釣れる魚はベラが多く、なかなか本命は姿を見せない。しばらく、船を流すが状況は上向かないので、再び移動。

ゲストにイナワラ

15分ほど走って、岸寄りのポイントへ。ここでも「根掛かり注意」の指示がある。

着底と同時に素早くイトフケを取り、2~3m上層を重点的に攻めるとさっそくアタリ。0.5~1kgを3連チャンする。海底付近を探る人は、根掛かりやベラに苦戦。「2~3m上が好反応だよ」と伝える。

ポイント変更のたびに掛かるが数は少なく、良型が出ない。そんななか、右舷トモの竿に大きなアタリがでる。

リールのドラグはギーギーと音をたてて、ミチイトが引き出されていく。「マダイか? もしかして良型かも」などと想像していると、残り水深10mのところで魚は左右に走りだす。やりとりの後、海面に浮上したのはイナワラだった。

日立沖テンヤマダイで船中1.2kg頭10尾 イナワラも!【弁天丸】イナワラも上がった(提供:週刊つりニュース関東版 APC・西山忠昭)

最後の流しでは0.5~1kgの本命に交じり、ソイやハナダイ、ムシガレイが船上をにぎわす。

当日の最終釣果

正午に沖上がり。船中釣果は1.2kgを頭に1~10尾。

潮の状況にもよるが、秋口から晩秋にかけて大型が多く顔を出す好期に突入。数も期待できる有望なポイントが多い常磐沖にぜひ足を運んでほしい。

<週刊つりニュース関東版 APC・西山忠昭/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
弁天丸
出船場所:会瀬港
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年8月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。