ナマズゲームのつもりがまさかのリバーシーバスゲームへ【鹿児島県】

ナマズゲームのつもりがまさかのリバーシーバスゲームへ【鹿児島県】

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TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

ソルトルアー ショア

水門フルオープン狙い

鹿児島市の南部・谷山地区を流れる永田川(2級河川)は、河口から上流まで、周年を通して、エサでもルアーでもいろいろな釣り物に恵まれる河川だ。

特に、JR指宿枕崎線谷山駅近くの管理橋にある水門で、GW前から、この水門はフルオープンされていて、以前の川筋が見えていた。

過去にない10連休ということで、この水門で貯水された水を冷却水などに使っている河口にある工業団地の企業が連休ということで、放水していると思っていたが、連休が終わり、釣行した5月13日もフルオープンされていた。

いつものように、タックルを自転車に積み込んで、新永田橋から土手の道を、朝の涼しい風を受けて上流にある中山堰を目指した。

ナマズゲームのつもりがまさかのリバーシーバスゲームへ【鹿児島県】釣り場のポイント図

フローティングミノーにヒット!

今回のターゲットは、水温の上昇で活性の上がっているナマズだ。中山堰近くに、大きく曲がった三日月湖のような深みがあった。土手から階段を降りて、その三日月湖のような深みに、ポッパーをキャストしてみた。

着水から数分、波紋が消えるのを待ってから、ラインスラック(イトフケ)を取り、『ポコッ』とポップ音を立てた。これを数回、繰り返していると、『バシャッ』とライズが、深みの中央部で起きた。

「何かいる…」と、判断し、ルアーをポッパーからミノーへとチェンジし、ライズが起きたところを数回通すと、フローティングミノーの後ろを、中央部の深みから出てきた黒い影が反転して消えた。

次の瞬間、ロッドが曲がり、『ジリッ、ジリーッ』と、ラインを引きだすファイトが展開した。恐る恐るロッドを立てると、なんと、その黒い影がエラ洗いをした。

ナマズゲームのつもりがまさかのリバーシーバスゲームへ【鹿児島県】タックル例

ナマズ狙いでまさかの!

「まさか、シーバス?」「ここは川の中流だ!」と、自問自答した。再び、エラ洗い、そして、テールジャンプした瞬間、その姿を確認することができた。

「シーバスだ!」と、思わず叫んでしまった。ランディングネットもない。あるのは、ヌルヌルのナマズを触りたくないために持ってきた、ナマズ用のハンドグリップだけだ。慎重に川岸まで寄せてきて、空気を吸わせて、弱って口が開いた瞬間に、ハンドグリップでランディングした。

シーバスというよりは、セイゴサイズのマルスズキだった。カメラも持ってきていなかったので、スマホで撮影し、ハンドグリップでアゴをキャットしながら、口からエラへと水を通すこと数分、尾ビレで数回水面を叩いたので、ハンドグリップを外すと、すぐに反転して深場へと戻って行った。

ナマズゲームのつもりがまさかのリバーシーバスゲームへ【鹿児島県】まさかのシーバスをゲット!

稚アユパターンのシーズンへ

思いがけないシーバスのヒットに満足して、納竿して帰り支度をしていると、私のファイトを見ていた近所にお住まいのおじさんが、「スズキだったね。」と、声をかけてきた。

釣りをされるそうで、いろいろと話を聞くと、「この時期、水門を開けて、河口から遡上してきた稚アユを上流まで上らせるよ。それを追って、スズキも群れで昇って来る。」と、地元の方しか知りえない、貴重な情報を得ることができた。

今まで気にしていなかったが、中山堰で銀鱗を輝かせて、堰を飛び越える稚アユや、川筋を群れで遡上する姿を確認することができた。

この稚アユが大きくなり、秋に水門が開き、河口に落ちるころは、大型のシーバスが大挙して集まってくる。秋のシーバスシーズンのベイトフィッシュがアユだったことを、今回の釣行で解明するこができた。今から秋がとても楽しみだ。

<週刊つりニュース西部版 APC・橋元力/TSURINEWS編>

▼この釣り場ついて
永田川
この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年6月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。