潮干狩りでアサリを見つける極意 海底変化とアサリの目に注目せよ!

暖かい日が増え、本格的な春がそこまできている。家族やカップルでも楽しめるGWにうってつけの潮干狩りのシーズンがまもなく到来!ここでは、アサリの探し方から処理や持ち帰り方まで基本をまとめた。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

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アサリの生態

アサリはマルスダレガイ科の食用の二枚貝で、淡水が流れ込む内湾の水深10mくらいまでの砂泥底に生息している。

貝殻の模様は横縞やさまざまな幾何学模様など変異に富み、同じ模様をした個体はいないほど。

古代から食用として親しまれており、採集が容易で、「漁(あさ)る貝」がなまって「アサリ」と言われるようになったという。

成貝の大きさは棲む場所により大きく違いがある。1~2年かけて稚貝から成長する。一般的に岸寄りはエサ不足のため、貝の形が団子状になり丸く、貝殻も厚くなりやすい。また、沖側では薄く平べったくなり、成長が早くなる。したがって、沖側の個体は貝殻が薄くなり割れやすいが、そのぶん肥満度が増すので食味はよくなる。

アサリの探し方

天然物を採る場合アサリの多い場所を見つけられると効率的に採れる。

沖の深いところで大きいものがたくさん採れそうな気になるが、実際は潮がいち早く引く、波打ち際のほうが数は多い。大きさと密度を見ながら、次の点を頭に入れてポイントを探してみよう。

海底の起伏

砂浜の底は海流や波の影響により、岩があったり、海藻が生い茂る場所もある。アサリが一番溜まりやすいのは沖にできる砂山の斜面。一級ポイントは岸から見てカケアガリになるところで、波の影響が少なくてエサのプランクトンや有機物が流れて漂うよどみ。ここはアサリが密集しているので、手付かずの場所なら大型がザクザク採れる可能性大。

こまかく探ろう

人が入ると大型は少なくなり、しまいには稚貝だけになってしまうことも。キープサイズがある程度交じるなら、我慢して選別しながらその周辺をくまなく掘るのが堅実な採り方になる。

人間一人が漏れなく掘れるのはせいぜい半径1m。濃い場所なら少しズレただけで居残りアサリが採れる可能性は上がるので、こまかく動いて周囲を探ろう。

アサリの目を見つけよう

アサリの目とは、砂に隠れた貝が水管を伸ばして海水を吸い込み、エサの有機物やプランクトンをこし取って吐き出したときにできる小さい穴のこと。3mmくらいまでの小さい穴が二つぴたりと並んでいる。

探し方

アサリが密集している場所では砂の目がこまかく、条件のいいところでは無数の穴が空いている。見つけたらすぐに掘り出して調査する。

アサリは通常、水管を伸ばしたときに砂から出る程度の深さに潜っているので、小さい貝なら1cm、大きな貝でも3cm掘ればいい。それ以上の深さにいる貝は死んでいることが多い。表面だけ掘れば、いるかどうか分かる。

注意すること

近年潮干狩りに来て、浅瀬に潜むアカエイを踏んで、毒トゲに刺される事故が急増している。水深10cmに満たない所でも潜んでいる場合があるので十分に注意して潮干狩りを楽しんでほしい。

必要な持ち物

クマデと網袋

砂を掘り起こすためのクマデと、取った貝を入れる網袋は必須。これらは、ほぼ潮干狩り場の売店などで購入可。レンタル可能なところや料金に含まれる場合もあるので事前に問い合わせを。

履き物・着替え

水周りで座った姿勢で作業するので、濡れたり汚れるのは仕方がない。履き物は長靴か、夏場はサンダルでいい。ただし着替えは必須。更衣室が設置されているところもあるが、出かけるときは事前にチェックするほうがいい。

氷・保冷剤

貝とはいえ、保冷は必須。休日の帰り道は混雑しやすく、渋滞は避けられない。電車で出かけた場合でも、クーラーにはペットボトルに水を入れて凍らせたものや、保冷剤を忘れずに。

レジャーシートなど

家族で行くならレジャーシートやパラソル、ラジカセ、折りたたみのテーブルなどを砂浜に広げ、ピクニック気分を満喫するのもお勧め。

持ち帰り方

海水に浸けて持ち帰る人が多いが、海水の温度が上がると急激に弱ってしまうので、海水は別に持ち帰ったほうがいい。

気温が25度以下なら一日位空気中に置いていても生きている。クーラーにそのまま入れて持ち帰れば6時間くらいは大丈夫だろう。気温が30度を超えるような日は、水を入れ凍らせたペットボトルを新聞紙でくるみ、内気が25度以下になるようにしよう。

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