釣った渓魚と野菜で作る「アマゴのチャンチャン焼き」レシピ 溶かしバターが隠し味

釣った渓魚と野菜で作る「アマゴのチャンチャン焼き」レシピ 溶かしバターが隠し味

釣るのも食べるのも、今まさに旬を迎えている渓流魚たち。塩焼きや唐揚げといったシンプルなレシピも美味しいが、良型が釣れたら是非ともチャレンジして頂きたいのがチャンチャン焼きだ。本来鮭で作る料理だが、脂の乗った渓魚で作っても味は抜群。今回は、アマゴで作るチャンチャン焼きのレシピを紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

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荻野祐樹

釣り歴は約25年。得意ジャンルは渓流釣りと、カワハギ・タチウオ・メバル(全て餌釣り)等。解りやすい!をモットーに発信していきます。

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チャンチャン焼きとは?

チャンチャン焼きは、北海道石狩地方の漁師町が発祥と言われている郷土料理。その語源は、「お父ちゃん・お母ちゃん・おじいちゃん・おばあちゃん、みんなで作って食べるから」という説や、調理する際に鉄板とヘラが「チャンチャン」と音を立てるから……等、諸説ある。

基本的には「鮭と旬の野菜を蒸し焼きにして、味噌味で食べる料理」とされているのだが、サケ科の魚である渓魚で作っても非常に美味しいのだ。

ホットプレートやBBQの鉄板で豪快に作りたいところだが、今回は家庭でも作りやすいよう、フライパンで出来るレシピを紹介したい。

チャンチャン焼きの材料

まずは、チャンチャン焼きで使用する材料を紹介していこう。

アマゴ

今回の主役となるアマゴは、小型だと食べるところが少ない上に脂のノリも悪いので、出来れば22cmを超えるような良型を釣って用意したい。今回著者は20cm~25cmクラスのアマゴ4匹を使用した。

ちなみにこの時期の良型アマゴは、身の色が美しいサーモンピンクになる。パっと見はほぼ鮭の身だ。

釣った渓魚と野菜で作る「アマゴのチャンチャン焼き」レシピ 溶かしバターが隠し味旬の良型アマゴの身(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

野菜は好みの物を

もう一つの主役となる野菜は、正直好みの野菜であればなんでも構わない。著者が特におすすめしたいのが、ニンジン・キャベツ・玉ねぎ・ジャガイモ。

これらの野菜は、魚を蒸し焼きにする際に内蓋代わりにもなるので、多めに用意しておく。今回はニンジン1/2本、キャベツ1/8玉、新玉ねぎ(中)1個、ジャガイモ(中)1個を用意した。

調味料

計量カップに、酒と味醂40CCずつ、水20CC、淡口(薄口)醤油小さじ1、味噌大さじ3強、顆粒だし少々を入れてしっかりと混ぜ合わせ、味噌だれを作っておく。渓魚の味を活かすなら、味噌は白味噌がおすすめだ。

味噌の量は通常の分量なら大さじ3程度だが、濃い味が好きなら少し増やしても良いだろう。その他、胡椒とサラダ油を使用するので、別に用意しておこう。

バター

上記分量に対し、20g程度のバターを耐熱皿にスタンバイしておこう。これが仕上げの隠し味となる。

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