渓流エサ釣りで22cm頭にアマゴ18匹【岐阜・長良川本流】キンパクに好反応

渓流エサ釣りで22cm頭にアマゴ18匹【岐阜・長良川本流】キンパクに好反応

長良川の本流アマゴは、3月中ごろから上流部の高鷲、白鳥地区から釣れだした。白鳥より下流の大和、八幡、美並地区は水が高い状態が続いていたが、3月下旬になりようやく水が引いてきた。このタイミングを逃すまいと、仕事前に長良川本流で短時間サオを出した。

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淡水の釣り 渓流釣り

長良川の本流アマゴ釣況

筆者が住む岐阜県郡上市では、例年より早く桜が満開となった。1週間ほど早いと思う。

それに伴い本流アマゴの活性も上がっている。今年は支流同様に本流も魚影が濃いと思う。

渓流エサ釣りで22cm頭にアマゴ18匹【岐阜・長良川本流】キンパクに好反応長良川本流では桜が満開(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

3月中ごろから上流部の高鷲、白鳥地区から釣れだした。型は平均小さいが、数は例年より釣れている感じだ。

白鳥より下流の大和、八幡、美並地区は水が高い状態が続いており、なかなか本格的にサオを出せなかったが、3月下旬になりようやく水が引いてきた。このタイミングを逃すまいと、仕事前に長良川本流で短時間サオを出した。

当日の本流の仕掛け

狙ったポイントは郡上大和の通称杉ケ瀬。私が得意としているポイントだ。水位は15cm高で徐々に水は引き始めていた。少し水位は高いが、高いぐらいがちょうどいいとの判断だ。

サオは7m、水中イトはフロロカーボンライン0.2号、ハリは忍ヤマメ4号。オモリは2B。エサはキンパクとヒラタだ。

渓流エサ釣りで22cm頭にアマゴ18匹【岐阜・長良川本流】キンパクに好反応本流釣りの仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

杉ケ瀬で20cm本流アマゴ

まずは杉ケ瀬の瀬が淵に落ち込む段々瀬のヘチから狙う。朝一は足元のヘチで食うことが結構ある。そして1投目、足元で食うがバラシ。このバラシの後はアタリが出ない。

ヘチは諦めて立ち込んで、大石裏の緩い流れを狙う。オモリ2Bでゆっくりキンパクを流していくと、3投目で食った。

流れに乗って下ろうとするアマゴを、サオを絞り食い止める。サオの弾力を生かし、タモへ弾丸ライナー。ドスンとタモに横たわったアマゴは、20cm級のよく肥えた本流アマゴだ。これに気を良くして同じ流れを探るが、2匹目はこない。

小ぶりが連発

時間がないので次の流れを攻める。少し立ち位置を上流へずらし、段々瀬の棚を探ると2連発。型は小ぶりだ。

今度は少し立ち込んで馬の瀬になった流れを攻めると、ここでも2連発で食ってきたがまたまた小ぶりだ。

次に杉ケ瀬の中段の瀬で手前から探る。本流は広大なのでついつい立ち込みがちだが、朝一は手前の足元で食うことが多いので、しっかりと手前から探る。

すると手前の流れで20cmクラスが2連発で思わずにっこり。そして立ち込んで石裏を探っていくと、引き落としの寸前で食ってきた。

型は20cm以下なので、サオを絞れば飛んでくる。しかしこれ以上にサイズが大きいと、バラシやラインブレイクにつながるので注意が必要だ。

郡上アマゴは賢い

郡上は釣り人が多く、アマゴはすぐにスレてしまう。引き落とし寸前で食ってきたということは、アマゴがエサをよく見てから食いに来ている証拠だ。郡上アマゴは日々賢くなってきている。

大岩横で良型本流アマゴ

こんな調子で杉ケ瀬ヤナまで釣り上ってきた。そろそろ22~23cmクラスが釣りたい。杉ケ瀬ヤナ下の大岩横の流れに狙いを絞る。ここは毎年良型のアマゴが着く場所。

手前から探りアタリはない。そして立ち込んで大岩横スレスレを流すと、目印が消し込んだ。デカい。食ったアマゴは首を振り必死に抵抗する。サオを絞り引きに耐え、弱ったところで一気に引き抜いた。タモに収まったのは22cmの良型本流アマゴだ。

渓流エサ釣りで22cm頭にアマゴ18匹【岐阜・長良川本流】キンパクに好反応長良川本流でアマゴゲット(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

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