トンボジギング釣行でビンチョウマグロ船中18匹と好調【三重・魚勘丸】

トンボジギング釣行でビンチョウマグロ船中18匹と好調【三重・魚勘丸】

冬から春のオフショアゲームの定番となった三重県・志摩沖のトンジギ。ビンチョウ(ビンナガ)をジギングで狙うのだが、遠征でしか味わえないマグロとのファイトを近海で楽しめるとあって人気急上昇中だ。昨年は全体的にパッとしなかったが、今年は年明けからフィーバーに突入。数釣りの盛期を迎えている。今回は2月1日、釣友たちと三重県鳥羽市相差の魚勘丸をチャーターし、絶好調のトンジギにチャレンジしてきた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・水野武司)

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魚勘丸でトンジギ釣行

魚勘丸の釣果情報を見ると、連日好調で釣れすぎ強制早上がりなんて日もちらほらあるようだ。もう期待しかない鼻息の荒い定年間近の8人で相差に到着したのは、午前5時ごろ。民宿で受け付けを済ませ、意気揚々と港へ向かう。

電動タックルで挑む

今回のメンバーは釣友の内藤さん、市岡さん、伊藤さんら総勢8人。中でもトンジギ初挑戦の松井さんは大阪からの参戦で、このメンバーの中では若手の40代だが、他はほとんどが還暦前後の初老ジガーたちなのだ。

軽トラでやって来た誠司船長とあいさつを交わし、タックルを船に積み込んでいく。さすが初老ジガー、ほとんどが電動タックル。かくいう私もビーストマスターをセットした電動タックルを愛用している。

ポイントへ到着

真っ暗ななかを船は志摩沖へひた走り、1時間弱で到着。このころには明るくなっており、早速潮目に船を着けた船長から開始の合図が出て、400gのウロコジグを投入する。

ほどなく「50mに反応!食わせてよ!」と船長のゲキが飛ぶ。だがこの日は冬には珍しいベタナギで、風が微風程度。前方へなびくはずのラインが、やや船尾方向に向いてほとんどバーチカル状態だここでジグを300gにチェンジ。

10kg級ビンチョウマグロ登場

そんななかでも、いただきましたファーストヒット。大きくシャクった後のフォールでジグがゴンとひったくられ、アワセを入れるとギュンとロッドが絞り込まれる。

難なくキャッチしたのは10kg級のビンチョウ。やっぱりマグロはカッコいい!だがトンジギ特融の連鎖ヒットがない。本来であれば、1人食わせれば、船中でも次々ヒットして全員ヒットなんてことも珍しくないのだ。

トンボジギング釣行でビンチョウマグロ船中18匹と好調【三重・魚勘丸】10kg級のビンチョウ(提供:週刊つりニュース中部版APC・水野武司)

反応良好も食いはイマイチ

誠司船長からは「40m!次は70mに出た!爆烈反応!食わせろ~」と次々ゲキが飛ぶが、なかなか後が続かない。後で聞くと、やはりラインが垂直に近い角度で入っているのが良くないようだ。これがキレイに船が流れて前へなびき、斜めにジグを引いてこれれば入れ食い間違いなしの反応だという。

そんななかでも伊藤さんにヒット。ビーストマスターがうなりを上げ、ショートポンピングで一気に勝負をかけ、ギャフ打ちが一発で決まる。

トンボジギング釣行でビンチョウマグロ船中18匹と好調【三重・魚勘丸】電動リールを駆使してファイト(提供:週刊つりニュース中部版APC・水野武司)

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