アジ五目船で本命アジは不発もマダイ手中【和歌山・加太】 低水温で当たり少なく

アジ五目船で本命アジは不発もマダイ手中【和歌山・加太】 低水温で当たり少なく

1月8日、和歌山・加太のアジ五目船で釣行した。水温の低下でアタリの少ない厳しい一日となり、本命のアジは不発に終わったが、新年早々にめでたいマダイをゲットできた釣りの模様をリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター有吉紀朗)

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有吉紀朗

1967年兵庫県明石市生まれ。奈良県在住。水産系の学校出身で仕事も水産系。小型船舶免許も高校生で取得。釣り歴40年以上だけど下手の横好きで自分が釣れれば誰でも釣れる。

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三邦丸でアジ釣り

1月8日、和歌山県・加太の三邦丸に乗船した。磯への渡船でも5000円近く掛かるのに乗り合い船が5000円台で遊べるのは嬉しい。タイを釣っているが、乗船したのはマアジ便。HPを見るとタチウオやカワハギ、タイラバ便とあるが、自分は時間と予算の関係でこの便に乗船した。

アジ五目船で本命アジは不発もマダイ手中【和歌山・加太】 低水温で当たり少なく出船前の加太港(提供:TSURINEWSライター有吉紀朗)

朝5時前に事務所の駐車場着。すでに満車で賑わっている。自分も受け付けを済ませて港から海を見に行く。北西の風で波も少々。海辺まで迫った山や大阪湾を守るような島を見ていると、スマホが充電していくように自分も充電できる。

加太は紀伊水道と大阪湾の境目、友ヶ島周辺が主な釣り場。以前の大戦では友ヶ島も大阪湾を守る砲台があり、その跡がアニメに似ているということで寒空でも全国から多くの観光客が訪れている。

アジ五目船で本命アジは不発もマダイ手中【和歌山・加太】 低水温で当たり少なく友ヶ島と連絡船(提供:TSURINEWSライター有吉紀朗)

田倉崎沖でスタート

午前6時に出港。暗い中、田倉崎沖に向かう。

薄明るくなってきたところでポイント着。水深33m。当日の仕掛けはハリス2.5号45cm、伊勢尼6号の胴つき2本バリ。オモリは30号。これに上バリにオキアミ、下バリに青イソメを刺して投入。隣のベテランさんに聞くと最近は釣況が厳しく、エサもなにで釣れるかわからないらしい。魚探に魚影は映っているらしいが釣れないとのこと。

アジ五目船で本命アジは不発もマダイ手中【和歌山・加太】 低水温で当たり少なく田倉崎沖のポイント(提供:TSURINEWSライター有吉紀朗)

低水温で青イソメが弱るので、エサの交換だけはするがオキアミも魚に触られた痕もない。何度か流し直すものの船中30名近くまだボウズ。前日はラスト1時間で数匹釣れたらしいので、根気よく探っていく。

新鮮なエサにかえて30cmマダイ

しばらく丁寧に底を取ったり、エサを外してビニールにしたりと工夫するものの、反応なし。エサを再び新鮮なものにかえて探っていると、グングンと初アタリ。グチかなと思ったが頭振っているのが伝わる。そういえば同じ時期に去年もマダイだったと思いだしながら取り込んだのはマダイ。30cmクラスと小型なものの加太ブランドの天然マダイは美しい。

アジ五目船で本命アジは不発もマダイ手中【和歌山・加太】 低水温で当たり少なくイケスに泳ぐマダイ(提供:TSURINEWSライター有吉紀朗)

大川沖へポイント移動

次は大きく場所移動。大川沖に移動する。水深54m。ここでシログチが船中数匹釣れて時間切れで納竿。自分は土産があったが、両隣の人はボウズ。水温が低すぎて魚も口を使わない厳しい釣りだったが、季節の移りかわりとともに釣り物も増えるのでHPを確認すれば面白い。

帰港後、事務所の隣では魚の調理ができるらしく、プロの魚屋が待っていてトレイに入れてパックまでして渡してくれる。

<有吉紀朗/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
三邦丸
出船場所:加太港