メバリング開幕シーズンが終了 大阪湾奥でのリスタート時期を大胆予測

メバリング開幕シーズンが終了 大阪湾奥でのリスタート時期を大胆予測

メバリング。極寒期のシーズンオフを除いて、約半年釣れ続けるメバル君である。しかしそろそろ(12月末)、序盤の終盤ともいえる時期が近付いている。海水温が急激に下がってしまい、一時的に反応が鈍るタイミング。この時期と今後の心構えについて解説したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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メバルシーズンが一旦終了

メバルは11月から釣れ始めて、12月末、そして1月~3月まで、極寒期のシーズンはお休みとなる。それでも4月から5月、場所によっては6月末まで釣れるので、なんと半年釣れることになる。ライトゲームアングラーとしては、喜ばしい釣り物である。

ただ、この今(12月末)は、焦れるシーズンともいえる。筆者のメインフィールである大阪湾奥では、なんと12月2週目から、先週と比べて、一気に海水温が4℃近く下がってしまった。アジは海水温1℃の差を、4℃に感じると聞いたことがある。仮にこれがメバルにも当てはまるなら、海は16℃冷たくなっているわけだ。

それくらい冷たくなると、さすがに単純な釣り物といえるメバルでも、沖に沈むか、壁ピタもしくは壁のスリットに入り、出てこなくなる。私の印象でも、最近はどんなやり方で釣っていても、「抜けたな」と思うことが多い。

メバリング開幕シーズンが終了 大阪湾奥でのリスタート時期を大胆予測一度抜けるメバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

つまり、シーズン序盤の終盤、メバルは沖に抜けるか、堤防際の内側に入ってしまうかして、反応は薄くなってしまうのだ。

水温は12℃までが目安

抜けた、抜けてない。釣れる、釣れない。この判断は、海水温を参考にする。

メバルは適水温が14℃~16℃といわれる。じわじわとこの水温に近付いていく限り、そう簡単には釣れ渋らないし、また、釣れなくなることもない。

注意しなければならないのは、気温が一気に下がるタイミングだ。といっても実は海水温は気温につられて同様に下がることはないのだが……。たとえば昨日の気温が14℃だとして、翌日の気温が8℃くらいと、驚くほど落ちてしまうと、危険である。そこに大潮という、海水が大きく動く条件が当てはまってしまうと、沖から冷たい海水が沿岸まで流れてきてしまい、メバルが一時的に岸壁のスリットに身を隠してしまう。そこから一向に気温が上がらないようになると、シーズン序盤の終盤は、そこで一旦ストップフィッシングとなる。私が個人的に警戒しているのは、こういう事態が起きやすい12月の2週目である。

メバルの適水温14℃程度にじわじわと下がっていく限り、急に低活性になる心配は無用だが、例外的に「一気に海が冷たくなる事態」が絡むと、そうとも言えないのでご注意を。

リスタートはいつ?

シーズン序盤の終盤に差し掛かると、目に見えてメバルの反応が薄くなる。では、約半年釣れ続けるこの魚の、リスタートはいつか?答えは、4月だ。それも、筆者としては保険を張って、2週目以降をすすめたい。4月というのは大体の時期でしかない。水温がしっかりと上がり、安定するのは、4月の2週目以降なのだ。

これくらいの時期から、河口近くのポイントでは、「バチパターン」といって、メバルが多毛類を捕食し始めるタイミングがくる。ワーミングでも攻略できるが、バチパターンのメバルはプラグでも釣りやすい。

メバリング開幕シーズンが終了 大阪湾奥でのリスタート時期を大胆予測猛烈なバチ抜け(提供:TSURINEWSライター井上海生)

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