「中海」の陸っぱりルアー釣りで60cm頭に良型マゴチ2尾キャッチ

「中海」の陸っぱりルアー釣りで60cm頭に良型マゴチ2尾キャッチ

秋のルアーフィシング第二弾。前回は、鳥取県と島根県にまたがる汽水湖の中海でアカヒラ(小型カンパチ)とサゴシに出会えた。サイズ以上のなかなかの引きで、かなり楽しませてくれた。今回も、魚との出会いを求めて、中海へ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)

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中海の水路でルアー釣行

10月5日、天候は曇り。この日は朝から雨。正午くらいまで雨が降っており、風も強かった。雨がやんだのを見計らって、午後1時ごろに釣り開始。空には、まだ雲が分厚く広がり太陽光を遮っていた。曇りは魚の警戒心を薄める。

中海に流れ込む水路。幅は30m、水深は1mもないような場所だ。水路には流れ込みがある。流れ込みは誰が見てもいいポイントなのだがそれゆえにプレッシャーが高い。

普段はこの時間帯だと先に訪れた釣り人にすでに入られており、プレッシャーが最高値になっていて厳しい。だが、雨上がり直後とあって人の姿はない。近場のホームグラウンドだからできることだ。

「中海」の陸っぱりルアー釣りで60cm頭に良型マゴチ2尾キャッチタックル図(作図:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)

今回のタックルは、シーバスロッドにPEライン1.5号を巻いたスピニングリール。リーダーはフロロカーボンライン5号をFGノットで結ぶ。ルアーは、やや潜るタイプのミノー。シンキングファイター11g85mmアカキン。

60cmマゴチが登場

流れ込みの少し沖に向かってキャスト。サオ先をチョンチョンと動かしながら弱った小魚を演出する。ゆっくりめのトゥイッチング。流れ込みや障害物(ストラクチャー)などのピンポイントではしっかりと魚にルアーを見せることが重要だ。

「中海」の陸っぱりルアー釣りで60cm頭に良型マゴチ2尾キャッチポイントの流れ込み(提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)

数投すると、何かに引っかかった感じ。底に沈んでいた何かを引っかけてしまったのかと思ったら急に走りだした。私の頭の中は完全にエイになっていたが、浮上した姿を見て驚いた。大きなマゴチだ。浮上させても、ドラグを鳴らして強烈に抵抗。45cm枠のタモではなかなか収まらなかったがなんとかランディング。計測するとマゴチ自己新記録60cm。写真撮影後、出会いに感謝して速やかにリリースした。

53cm良型追釣

しかし、この日はまだ終わらない。さらにキャストを繰り返していると、ルアー回収間際に目の前で何かが飛び出てきた。マゴチだ。しかも、こいつもデカい。計測すると自己新記録に次ぐ53cm。マゴチは本来、待ち受け型のフィッシュイーター。目の前でルアーにマゴチがアタックする貴重な姿を見れて感激だ。リリースすると優雅に泳いでいった。大マゴチとの出会いに感謝してこれにて納竿とした。

今回は、近場だからこその好条件の状態で釣りができたのがいい釣果につながった。みなさんも自分の近場の釣り場を見直してみよう。最後に、釣り場ではゴミは必ず持ち帰り、みんなで釣り場を守っていこう。

<週刊つりニュース西部版APC・中濱友也/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
中海
この記事は『週刊つりニュース西部版』2022年10月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。