カヤックフィッシングで「あわや漂流!」 【ヒヤリ事例と対策を紹介】

カヤックフィッシングで「あわや漂流!」 【ヒヤリ事例と対策を紹介】

近年増加しているカヤックフィッシング。それに伴いカヤックによる事故の報道を見ることも多くなっています。今回は最も大きな割合を占める帰着困難事例の原因と対策をご紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福永正博)

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福永正博

横浜在住。東京湾でカヤックシーバスをメインに、季節や天候により色々な魚を狙っています。読んだ方がワクワクするような記事を目指します!

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船釣り シーカヤック

パドルの流出による帰着困難を防ぐ

もしもパドルを無くしてしまったら、カヤックを漕ぐことができなくなってしまいます。リーシュコードを接続してパドルがカヤックから離れないようにすることが重要です。

リーシュコードにも様々な種類があり、布製のものはフックが刺さると中々抜けないため、表面の硬いワイヤー製のコードをおすすめします。

着脱できるように

ただし離着岸時は、コードが足に絡んで転倒するおそれがあるため、パドルをフリーにすることも必要になります。そのため、パドルとリーシュコードは簡単に着脱できるように、カラビナで接続しましょう。また、最近増えている足漕ぎカヤックの場合も、足漕ぎドライブにはリーシュコードを接続しましょう。

予備のパドルを準備

パドルが折れてしまう可能性もあります。予備パドルを必ず装備して破損に備えること。荷物は増えてしまいますが、「備え有れば憂い無し」。メインで使用するパドルより安価なものでも構いませんから、必ず準備しましょう。

カヤックフィッシングで「あわや漂流!」 【ヒヤリ事例と対策を紹介】予備のパドルを準備しよう(提供:TSURINEWSライター福永正博)

アンカー

万が一漂流しても、アンカーがあれば遠くへ流されないようにする、もしくは流されるスピードを遅くすることができます。アンカーロープの長さは最低でも水深の2倍は必要とされています。

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