福岡のハゼ釣りで15cm頭に46尾 エサの付け方と動かし過ぎに要注意

福岡のハゼ釣りで15cm頭に46尾 エサの付け方と動かし過ぎに要注意

9月3日、小潮。今回の釣り場は、前回ハゼを2人で103尾釣った福岡県行橋市の江尻川河口だ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

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船釣り エサ釣り

江尻川河口でハゼ釣り

この釣り場の特徴は足場が良いこと。また、両岸に高い堤防があるため、ほとんど風の影響を受けないということがあげられる。一番の特徴は、根掛かりなしに良型ハゼが数多く釣れることだ。

また、水門から水の流れがあるため、本流と合流する時に川の中央に大きな中州ができている。その周辺がハゼの絶好のポイントとなっている。潮が満ちてくる前、中州の位置がどの場所にあるのか見ておく必要がある。

福岡のハゼ釣りで15cm頭に46尾 エサの付け方と動かし過ぎに要注意ポイント図(作図:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

干潮時には潮が干上がってしまいハゼは全く釣れない。釣行時は潮時表を確認し、時刻を決めなければならない。ハゼを釣る時のベストタイムは、干潮から3時間後の満ち込みを狙うと、ハゼの入れ食いに遭遇するだろう。この日は、干潮が午前7時なので、その3時間後の10時からとなる。

タックル&仕掛け

仕掛けだが、私はハゼの目を引くためにミニジェットテンビン(赤色)5号を使用し、ハリス2号、エサの位置を分かりやすくするため、ハリのチモトに装飾品をたくさん付けている。

福岡のハゼ釣りで15cm頭に46尾 エサの付け方と動かし過ぎに要注意タックル図(提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

ハリは流線ダブルケン付の10号で2本バリとした。ダブルケンが付いているため、簡単にはエサがハリからずれ落ちないので、エサ持ちとハゼの食いも良くなる。エサは途中、釣具店に立ち寄り赤ケブを50g購入した。

中州付近が好反応

私は、釣り場に早く来て干潮時に海底の様子を詳しく観察する。一番に確認することは、干潮時に小川となって流れている川筋の場所。どこの川も真っすぐに流れてはおらず、そのような場所もあればこの釣り場のように中州が中央にあり、川筋が2本になって大きく蛇行しながら流れている場所もある。川筋は魚道となっているため、釣行前には必ずその場所をチェックする必要がある。

次に確認することは障害物の位置。ゴロタやロープの残骸など、それらの位置は潮が満ちてくると水没してしまい、場所が分からなくなる。水門の前方には障害物など何もないが、江尻橋の橋ゲタ周辺にはたくさんのゴロタがあり、石にはカキなどが付着しているので要注意。

釣り方だが、仕掛けを投入するポイントは川の中央にある中州の先。着底と同時にイトフケを取り、ゆっくり手前に引き寄せながらハゼのアタリを待つ。食いが立っている時は、着底と同時に力強いアタリがある。この時、すでにハリ掛かりしているのでリールをゆっくり巻けばよい。

15cm良型ハゼ顔見せ

当日、釣り場には午前10時ごろ到着。同行者は岩本さんと、ハゼ釣りが初めての小野さん。釣り方、エサのつけ方、ハゼが釣れるポイントなどを詳しく教え、3人が同時に釣り開始。

福岡のハゼ釣りで15cm頭に46尾 エサの付け方と動かし過ぎに要注意ハゼ15cmキャッチ(提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

1投目、仕掛けが着底してイトフケを取っていると、いきなりハゼ特有の力強いアタリがでた。アワセを入れるとサオが大きく曲がり、釣り上げたのは15cmのハゼだった。岩本さんにも同型が釣れた。どうやら良型ハゼは群れで上流へと上っている最中のようだ。

コツをおさえて数釣り

初挑戦の小野さんは少し苦戦している様子で、まだ何も釣れていない。話を聞くと、「アタリはあるがハリ掛かりしない」とのこと。

原因その1、エサのつけ方に問題がある。エサの長さはハリ先から約1cm程度出すくらいにして、決してそれ以上は長くしない。また、エサをハリに刺した時にハリの形(しの字)にならないようにすることも重要だ。その形にならないようにするためには、ハリに刺したらケブを引っ張って真っすぐにするのがハゼ釣りのコツだ。

原因その2、仕掛けを動かし過ぎることにある。仕掛けを止めて、ハゼがエサを食う時間を与えてやらないとハゼは釣れない。アタリがあれば仕掛けを動かさず、食う時間を与えてやることが一番大切だ。それらを伝え、釣れない原因を1つずつ解決するとコンスタントにハゼを釣りまくった。

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