外房の船根魚釣りでカサゴにアカハタ 常温保存可能な生エサが秘訣?

外房の船根魚釣りでカサゴにアカハタ 常温保存可能な生エサが秘訣?

7月3日(日)、数多くのロックフィッシュと対峙してきた女性アングラーの白井亜実さんが、パワーイソメ(赤・極太)とHPP BAITS生コノシロを使ってアカハタ釣りに挑戦。浅場のロックフィッシュゲームの様子を取材した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 江藤沙織)

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船釣り エサ釣り

有希丸でロックフィッシュ釣り

訪れたのは、南房乙浜の有希丸。同船宿ではロックフィッシュゲームに力を入れている。乙浜港の沖合や白浜沖など水深8~25mのエリアで、40cm級のアカハタや良型のカサゴを狙う。

浅場で大型が掛かる躍動感に加え、ゲストにはヒラメやオオモンハタなど高級根魚が釣れてくることもあり、そのエキサイティングな釣りは多くのファンを魅了している。

35cm頭に肉厚カサゴ続々

5時、吉田幸浩船長の操船で出船。この日は9人のロックフィッシュファンが集まった。10分ほど走って近場のポイントから攻める。水深は25m。水温は低く、霧が立ち込めている。うねりもあり上級者でも苦戦するコンディションだ。

白井さんは胴付き仕掛けに生コノシロとパワーイソメをセット。生コノシロは1.5cm幅にカットし、パワーイソメはまるまる1本を通し刺しで。

まずは1投目。キャストした仕掛けが底に着いたら、素早くイトフケを取り根掛かり回避。底を探るように上下させながら誘いをかけると、さっそくグッと竿を引き込むアタリが。この日は潮が速いためひと呼吸、そのあとしっかりアワせると、25cmほどのカサゴがヒット。下バリにセットした生コノシロに食いついている。続いてパワーイソメにも。

外房の船根魚釣りでカサゴにアカハタ 常温保存可能な生エサが秘訣?生コノシロにカサゴ(提供:週刊つりニュース関東版 江藤沙織)

25~30cmがアベレージサイズのようだが、同行の田辺さんはパワーイソメで35cmオーバーの特大カサゴを、大高さんも30cmの肉厚なカサゴをゲットした。

外房の船根魚釣りでカサゴにアカハタ 常温保存可能な生エサが秘訣?カサゴはどれも肉厚(提供:週刊つりニュース関東版 江藤沙織)

35cm級アカハタも登場

船は30分ほど走り白浜沖へ。若干水温は上がったが、潮が速く難しい状況は変わらない。しかし、ここでルアー釣りに切り替えていた田辺さんに35cm級のアカハタがヒットし船上が湧いた。

外房の船根魚釣りでカサゴにアカハタ 常温保存可能な生エサが秘訣?35cm級アカハタヒット(提供:週刊つりニュース関東版 江藤沙織)

同魚は海の宝石と言われ、鮮やかな赤とオレンジが美しく食味も最高だ。岩場の隙間などに隠れており、根に潜られてしまうと取り込むことが困難なため、アワせたら力強い引きに負けぬようフルスピードで巻き上げる。田辺さんの竿は大きく弧を描き本命が抜き上げられた。

エサを使い分けてヒット継続

難しい状況ながらコンスタントにカサゴを取り込む白井さんも、本命を釣り上げるべく広範囲にキャストし果敢に底を攻める。

外房の船根魚釣りでカサゴにアカハタ 常温保存可能な生エサが秘訣?力強い引きを楽しめる(提供:週刊つりニュース関東版 江藤沙織)

根がきつく潮流れが速い状況では、生コノシロよりパワーイソメが有利なようだ。また、よりアピールする方法として2本付けも有効。

外房の船根魚釣りでカサゴにアカハタ 常温保存可能な生エサが秘訣?赤・極太をチョイス(提供:週刊つりニュース関東版 江藤沙織)

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