GWの前半にシーバスアングラーの春のイベントであるバチ抜けパターンに参加してきました。ポイントは神奈川県の港湾エリアです。当日は突然の雷雨が発生したり、急に強風が吹き荒れたりと大変でしたが、なんとか数匹釣り上げることができました。当日の様子をレポートしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター奥田綾一)
バチ抜けパターンのシーバス釣行
春は虫エサでおなじみのゴカイやイソメなどの繁殖シーズンになります。海底から抜け出し海面に漂う多数のバチ。それを狙ってシーバスなどの魚が集まってきます。それを狙うのがアングラーです。
5月初めで天気は晴れ時々くもり。中潮で満潮が夕マヅメと重なるバチ抜けパターンとしては理想的な条件でした。
ポイント
神奈川県の港湾エリア。河口の近くであり運河でもあるポイントです。塩分濃度がやや薄めのバチ抜けには理想の環境です。
タックル
シーバスロッドのライトクラスに細めのラインとリーダーをセットしました。そしてバチパターン用のルアーを数種類持参しました。ルアーを流れに乗せて釣るのが基本の繊細な釣りです。
当日の状況
場所取りのために早めに現地入り。満潮予定時刻の2時間以上前に現地に到着しました。すでに数名の先行者がいました。今日もたくさんのアングラーが集まって来て激戦が予想されます。
複数の流れがぶつかり潮流の変化が発生する場所でシーバスもバチも集まりやすい場所に入ることができました。バッチャ!バッチャ!とシーバスらしき魚があちらこちらで飛び跳ねてます。それを見て期待が膨らんできました。
雷雨で心折れかける
時合いまでに1匹くらいは釣れないかとあれこれとやってみましたが、全く釣れません。やがて空が真っ暗になりました。すると、まさかの突然の雷雨が発生。
すぐに屋根のある所へ避難しましたが、カバンなど釣り道具は置きっぱなしなのでおそらくびちょびちょです……。
30分くらい雨宿りしていると雨も次第に小雨になり釣りを再開しました。しかし、次は強い北風が発生しました。濡れた身体に冷たい北風はキツイです。雨風があるとバチ抜けは基本的には発生しないと言われてます。今日はもうダメかと気分が下がり諦めかけた時、水面に何か動く物体が見えます。
抜けたバチを発見!
ボラが泳いでるのかと思いましたが、ボラにしては泳ぎで出す波紋が小さい。「波紋バチだ!バチが抜けたんだ」と思いました。しばらくするとあちらこちらでバシュ!バシュとシーバスのボイル(捕食音)を確認しました。
ボイルがあったらそのあたりを狙い撃ちします。シーバスの居場所はそこだからです。ボイルから少し距離を取った所へルアーをキャストした後、流れに乗せてゆっくりとリトリーブします。流れを把握して自然に乗せて流すのがコツです。
緊急事態宣言は解除されましたが、外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。