今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・間瀬湖一力桟橋】

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・間瀬湖一力桟橋】

埼玉県本庄市にある間瀬湖・一力桟橋は魚影が濃くて適度な水深もあるので、初心者でも狙いやすい。防寒対策をバッチリ決めて、新年の初釣りとしゃれ込もう。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース熊谷充)

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

間瀬湖・一力桟橋の概況

寒波襲来の影響で、水深の浅い平場は壊滅状態に陥っていることだろう。こんな時は少しでも水深があって、新ベラの定期放流もされている準山上湖系がオススメ。さらに桟橋釣りなら、手軽に狙えるうえに安全性も高い。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・間瀬湖一力桟橋】一力桟橋の概況(作図:週刊へらニュース熊谷充)

12月29日現在、平常満水。年末寒波の影響で水温が一気に低下して、全体に食い渋り気味。いい人10枚前後で、多くは4~5枚の釣況。どこかのタイミングで積極的に口を使う日もあるだろうが、どのような釣りをするにしても食い渋りを想定してスタートしたい。

ポイント

一力桟橋は同湖の西岸にある唯一の釣り桟橋で、30人前後が入釣可能。エン堤よりもやや深く水深は21尺竿いっぱい。そこから上流側へ浅くなり、木製桟橋の終端付近で14尺竿前後となる。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・間瀬湖一力桟橋】一力桟橋の入り口付近(提供:週刊へらニュース熊谷充)

水深2mの差は大きく、とくに厳寒期は深いほうに入るほどアタリ出しは早い。しかし日中になって水温が上昇すれば、15尺竿前後の水深でも差はないだろう。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・間瀬湖一力桟橋】宙で絞る釣り人(提供:週刊へらニュース熊谷充)

山間部ゆえに、早朝の冷え込みは厳しい。エサがすぐに凍りついてしまうので、防寒対策のほかにエサの凍結への配慮も必要になるだろう。

釣り方とエサ

一力桟橋での釣り方とエサを紹介しよう。

宙釣り

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・間瀬湖一力桟橋】チョウチンタックル例(作図:週刊へらニュース熊谷充)

エサ慣れした良型地ベラが相手なので、難易度は高い。だが桟橋付近に居着いているので長竿は不要。竿8~13尺のチョウチンウドンセットがベストだろう。

日中に水温が上昇してエサ打ち点付近に魚が見え隠れするようになれば、メーター前後の浅ダナセットも効果的。

タナに関係なく、バラケの方向性は抜き系が主流。誘う回数を一定にして、あまり待ち過ぎないようにしたい。

ただし抜きが効くのは流れがないか、弱い時に限られる。流れが速まりだしたらバラケを抱かせてタテ誘いのほうが、まだ何枚かは拾えるだろう。

底釣り

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・間瀬湖一力桟橋】段差タックル例(作図:週刊へらニュース熊谷充)

中小型の新ベラが口を使っているなら、グルテンセットまたは両グルテンのバランス底が面白い。だが宙のように地ベラがメインなら、固形物(ウドン等)を食わせにした段差の底釣り一択でいいだろう。

バランス底で釣れる時合いならウキは動くはずなので、さほど苦労はしないだろう。問題は段底の時合いだ。このときは相当な食い渋りが予想されるので、とくに下ハリスの長さは慎重に決めたい。

長め(70~80cm)からスタートするのがセオリーだが、長くすればするほどアタリが緩慢になりやすい。つまりはアタっていても、ウキにそれが現れにくいということ。

これを解消するには、ラインをしっかり張らせる。つまりボディー浮力があり、小さな動きもしっかり表現してくれる感度のいいウキ、できればPCムクか極細パイプを使いたい。

<週刊へらニュース熊谷充/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
間瀬湖
料金:桟橋¥1200、入釣料¥400。
問い合わせ:舟宿一力 TEL0495(72)1314
この記事は『週刊へらニュース』2022年1月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。