陸っぱりライトゲームで満月の大潮回り狙い撃ち 貧果は月蝕のせい?

陸っぱりライトゲームで満月の大潮回り狙い撃ち 貧果は月蝕のせい?

満月の大潮回りに徹底的に大阪南港を釣り歩いてみた。11月18日から3連続釣った釣行をレポートしたい。この潮回りでは「ほぼ皆既月食」という空も見られて面白かった。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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3回の釣行を振り返って

11月18日、19日、20日と釣行した。すべて満月の大潮回りで風はなし。夕方からエントリーしてタチウオとメバルとアジの様子を見てきた。

18日はワインドでタチウオが微反応。まだ乗り切らない。先日一度乗せたのだがバラしたきり、まだ今季は獲りきれていない。そもそもアタリハズレが大きい魚なので半分は仕方ないと思っているが、やはりワンシーズンに一度あの獰猛な顔は拝みたい。引き続き釣っていこう。

19日は3時間の釣行で、何もかもがほぼ無だった。これは後述する皆既月食の影響かもしれない。

20日にはメバルの抱卵個体が出た。結論を言うと、このメバルの抱卵個体25cm級がこの三連釣行のハイライトとなった。アジの反応はまったくなし。

陸っぱりライトゲームで満月の大潮回り狙い撃ち 貧果は月蝕のせい?アジングでサバは食ったけれど(提供:TSURINEWSライター井上海生)

メバルの抱卵個体現る

毎年12月くらいになると出てくるメバルの抱卵個体を、今年は2週間ほど早く拝めた。おなかでっぷりだ。もう少し肥えるやつもいる。メバルは一年に3cm程度しか大きくならないらしい。再来年に対面するときには、尺超えか?そう思いながらリリースした。

陸っぱりライトゲームで満月の大潮回り狙い撃ち 貧果は月蝕のせい?25cm級抱卵メバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

このメバルはストラクチャー着き。堤防のキワから出た突起物の周りでパシャパシャやっていて、若干オープンに投げてリーリングし始めた瞬間に食ってきた。ジグヘッドは0.8gで1.3inchワーム。今季はあまりワームを大きくするとメバルが食わない傾向がある。

まったく「無」の日も

19日の釣行は、どうにもおかしかった。早めに仕事を終え、高速道路に乗って南港に向かい(利用料金700円)、3時間釣ったのだが、カサゴが2尾出たのみ。出たというか、なんかそれも、もぞっとした食い方でナーと上がってきた。

陸っぱりライトゲームで満月の大潮回り狙い撃ち 貧果は月蝕のせい?カサゴだけかよ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

そうかメバルはいないのか。ならばカサゴでいいやと思ってボトムを中心にいろいろ打っても、無。えーわざわざ高速まで乗ってきたのにと嘆いて天を見上げると、空の様子が怪しかった。満月回りのはずなのに、ほとんど三日月に近い形に月が黒く隠れている。円形にくすんだシルエットが初冬の夜空に浮かんでいた。

帰ってからスマホでなんとなくニュースを見ていると、「ほぼ皆既月食」というワードがトレンドに入っている。あまりないことなのだろうか?深く調べはしなかったが、おそらくこういうことも魚の反応には関わるのだろう、と釣れなかった理由はそこに帰したい。

次のページで今後のアジとメバルについての私見