今さら聞けない『あゆトモ釣り』のキホン:天然と養殖の見分け方とは?

今さら聞けない『あゆトモ釣り』のキホン:天然と養殖の見分け方とは?

今回は、今さら聞けない、鮎の天然と養殖の見分け方の基本の「き」を解説。毎年5月から6月にかけては、全国で次々とアユの解禁を迎えるので参考にしてほしい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース鮎特別版 編集部)

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淡水の釣り アユ釣り

天然ソ上と人工産

渓流釣りでは、「ネイティブ」とか、「ヒレピン」というように、天然魚と放流魚を、まったく別物として扱う釣り人は多い。

一方、アユ釣りや海釣りでは、そこまでこだわって狙い分けるケースは少ないように思う。それでも、釣った個体が天然ソ上か、人工産なのかくらいは知りたいところ。

解禁表を見ても湖産、○○県海産、〇〇県人工産…と多くの産地が並ぶ。

今さら聞けない『あゆトモ釣り』のキホン:天然と養殖の見分け方とは?「あなたはどちらのご出身?」(提供:週刊つりニュース鮎特別版 編集部)

天然と養殖の見分け方

見分けるポイントは、頭長比、側線上方横列鱗数、下顎側線孔数、鱗相などに若干の違いがある。

下アゴの穴の数

下アゴの穴の数は、天然種苗はほぼ左右4対に対し、放流アユはそれと同じか、少ないとされる。

ウロコの数

ウロコは、背ビレの先端から側線にかけての数が、23枚以上になると琵琶湖産種苗、22~19枚が天然種苗、18枚以下になると海産の親から採卵された人工種苗。

ウロコが大きいとされる人工産は、天然アユに比べ魚皮が硬いということが想像できる。よって、種苗の違いは、使うハリの種類選びにも関係してくるだろう。

ただし、これらも養殖技術の進歩により、一概に見分けられなくなってきたとの話もある。

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