『ロッド破損』への備えと対応方法 保証と免責をチェックしておこう

『ロッド破損』への備えと対応方法 保証と免責をチェックしておこう

丁寧に扱っていても、ロッドが破損することはある。今回は、破損してしまったときにどのように対応すればいいか、メーカーごとに違いはあるが筆者の体験から紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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筆者の破損経験

私はアジングメインで、特にナイーブな細いアジングロッドを使用する。これを折ってしまった経験が、二度ある。どちらも、ちょっとした取り扱いのミスだった。わざわざ50km走っていった先で、釣りを始める前に折ってしまったこともある。ただ折れたロッドでもなぜかその日はよく釣れたのだが……。

筆者の二本のアジングロッド破損部位はどちらも同じで、ティップ(サオ先)部分。いわゆる「#1」と呼ばれる、第1ガイドから第2ガイド前までの部分を折ってしまった。

ロッドの破損はかなり落ち込む。それが高価なロッドなら、もう何週間かは立ち直れないほどではないだろうか。しかし、それも釣り人としての(かなり苦い味のする)経験値にはなる。何よりも肝心なのは、破損してしまったその後の対処だ。

保証書を確認

メーカーや、ロッドの価格帯によって有無はあるが、ロッドには「保証書」がついていることがある。多くの場合は、購入後一年間、破損時の保証をするという内容だ。

『ロッド破損』への備えと対応方法 保証と免責をチェックしておこうロッドの保証書(提供:TSURINEWSライター井上海生)

これは釣具店で購入するときに、必ず有無を確認しよう。ハイエンドのロッドや、あるいは中古品や非常に安価な品にはつかないこともある。特にアジングロッドのような、非常にナイーブで扱いに慎重を要するロッドは、もしものときのための保証書の有無も、購入時のポイントといえるかもしれない。

保証書には、基本的に必ず購入店での日付の記入や、購入したことを証明するスタンプが必要となる。これがないと保証が受けられないので、もしネット通販でロッドを購入するときには、その点も販売店に問い合わせてみよう。

「保管」も絶対!

購入店でもらったロッドの保証書は、必ず自己責任で確実に保管しておこう。紛失してしまって、「確かにもらったんですけど、手元にないんです」では、お店でも修理を受け付けてもらえない。

私の場合、二度の破損とも、しっかりと手元に保証書を残しておいた。それも保証期間一年以内ということで、ありがたいことに、修理を受け付けてもらえた。

#1部分破損の場合

2ピースロッドの#1部分破損。おそらく、これがもっともよくあるパターンではないかと思うので、筆者の経験を引き続き語りたい。

実はこの#1破損に関しては、折れた部分からパーツを継ぎ足すのではなく、コンポジットする2ピース部位をまるごと交換してもらうことができた(注:メーカーにより対応は異なると思われる)。免責額は、保証書にある通り3000円程度。つまり3000円払って、半分は新品のロッドが手に入ったようなものだ。

『ロッド破損』への備えと対応方法 保証と免責をチェックしておこう免責額も確認しよう(提供:TSURINEWSライター井上海生)

折れたのは何だが、メーカーの対応には、本当に良心を感じるものがある。ありがとうございます。ちなみに実は今、二本目の破損ロッドは修理中。仕上がりは通常なら二週間程度ということだが、このような情勢で、今は一ヶ月ほどかかるようだ。

『ロッド破損』への備えと対応方法 保証と免責をチェックしておこう早く戻ってきてほしい(提供:TSURINEWSライター井上海生)

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