アフタースポーンのバス攻略 行動パターン予想的中で55cm【琵琶湖】 

アフタースポーンのバス攻略 行動パターン予想的中で55cm【琵琶湖】 

6月13、14日の2日間、バスアングラーの憧れでもある、滋賀県のマザーレイク琵琶湖に訪れた。大きく状況の変化があった2日間だったが、状況の判断が見事に的中してアフタースポーンの大型バスを釣ることができた。2日間の釣行から見えてきたアフタースポーンのバスの行動について考察しよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・斉藤永遠)

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斉藤永遠

大阪市在住、バスフィッシングから海外の釣りまで紐解いてます。ゲームフィッシュを地形学や魚類学に則り理論的に釣りたい。日々試行回数を高めてフィールドに足を運んでいます。

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ルアー&フライ ブラックバス

6・7月のシーズナルパターンと戦略

ブラックバスのシーズナルパターン的には、6・7月はアフタースポーンからアフター回復の個体が交じる季節である。

戦略としては、アフターのバスが比較的簡単にエサを追いやすい地形(インレット)での釣りと、アフター回復の回遊地形(岬の下方侵食点など)を、考察しながら2日間の釣りを展開した。

使用したタックル

今回は、7ftでHクラスのロッドに、16lbのフロロカーボンラインが100m巻けるベイトリールをチョイス。琵琶湖でパワーフィッシングをするうえで汎用性重視のタックルだ。

■タックルデータ
ロッド:7ft(Hクラス)
リール:レボXハイギアL
ライン:フロロカーボンライン16lb
ルアー:スパイニークロー4inch(ボスザリ)/ファットイカ(ノーシンカー)
フック:インフィニ4/0(ファットイカ)/スタンダード2/0(スパイニークロー)
リグ:ビフテキ3.5g

南湖の水路で反応アリ

今回は、知り合いのロコアングラーに、南湖に繋がる水路が好調という話を聞いたのでそこに足を運んだ。土曜日ということもあり、ポイントは管理釣り場状態で人がたくさん。天気は小雨。水路付近にはアオコが漂っており、これはある意味好条件だ。

広いポイントであれば、水の回復が早いポイントとアフター回復が回遊してくる地形がリンクする場所を選べば、比較的簡単に口を使わせることができる。水路の入り口付近が真珠の養殖場と、水辺が広くなる一つ目の下方侵食点がベストだと判断。

1投目はバックスライド系ワーム「ファットイカ」をノーシンカーでキャスト。予想通り一投目でヒットした。確実に50cmクラスのバスだったが、フッキングが決まっておらずバレてしまった。しかし、確実にこの地形に回遊してくると判断できた。

回遊ルート把握し55cm手中

少し経ってからポイントに入り直し、再び一投目でヒット。群れの1尾がアタックしてきて、その時に動いたルアーに同じ群れの他のバスが食ってきた。上がってきたのは、40cmほどのバス。

回遊ルートを把握したので、3時間ほど時間を置いて夕マズメに同じ位置、同じラインにキャストする。やはり予想通り一投目でヒット。上がってきたのは自己タイ記録の55cmのアフター回復個体だ。これは大変心嬉しい。雨の中で釣りを続けた甲斐があった。

アフタースポーンのバス攻略 行動パターン予想的中で55cm【琵琶湖】 迫力満点のランカーサイズ(提供:WEBライター・斉藤永遠)

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